転職・就職のための情報プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワークから、退職者が選ぶ「辞めたけど良い会社ランキング」【外資日系別】が発表されたので、主要項目を抜粋してお伝えしていこう。
今回の調査レポートでは、OpenWorkに投稿された社員クチコミのうち「退職者」による評価に着目。退職者からの評価が高い企業を集計した。
また日本と比べて転職が一般的な外資系企業では、文化や人材育成の仕組み・制度が大きく異なると考えられることから、外資系/日系企業で分けてランキングを作成。
退職者にとって「良い会社だった」と感じる点にはどのような特徴があるのか、そして外資系と日系企業で「退職」に対する文化や考え方に違いはあるのか。OpenWorkに寄せられた社員の声と併せて考察していく。
退職者が選ぶ「辞めたけど良い会社ランキング」【外資日系別】
外資系企業ランキングはコンサルティング業界が多く占め、日系企業ランキングはリクルートグループが5社ランクイン
退職者が高く評価している企業を、外資・日系別に集計した今回のランキング。外資系の1位はマッキンゼー・アンド・カンパニー、2位はグーグル、3位P&Gジャパン、日系の1位はリクルートマネジメントソリューションズ、2位は特許庁、3位リクルート、という結果になった。
外資系では、上位30社中8社がコンサルティング業界企業、5社がSler関連企業、4社が航空業界企業という分布に。業界に偏りが見受けられた外資系ランキングに対して、日系ランキングでは半導体・インターネット・冠婚葬祭・食品飲料・証券・官公庁…と多種多様な業界がランクインしている。
また、リクルートグループから5社がランクインという特徴も見られた。
OpenWorkに投稿された外資系コンサルティング企業の退職者による「退職検討理由」の社員クチコミ
「他にやりたいことができたために退職をした。ただこの会社で時間を過ごしたことには一切後悔していない。(コンサルタント、男性、マッキンゼー・アンド・カンパニー)」
「2年半ほど在籍し、当初の目標であった起業をやってみたいという思いが強くなったので。BCG自体には何の不満もなかったし、今でもアルムナイ(卒業生)の集まりなどには顔を出させてもらっている。(コンサルタント、男性、ボストン・コンサルティング)」
「この先パートナーを目指しコンサルタントを極めるか、かねてからの夢である自分の事業を運営するかの二択を検討し、後者に惹かれたためです。(コンサルタント、男性、ローランド・ベルガー)」