小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

2022年の自給率は5%未満!?クラフトビール人気と共に注目を集める超希少な日本産ホップ

2023.08.26

日本一の名産地、岩手県遠野ではホップでツーリズム

日本最大のホップ生産地は岩手県の遠野市だ。1963年からキリンビールの契約栽培地として生産が始まった。現在は市と連携した「遠野市ビールの里」構想が進められ、地元のクラフトビールブルワリーや観光名所、収穫祭などをアトラクションにしたビアツーリズムを実践している。

ホップ収穫を祝って乾杯! ビアフェス「遠野ホップ収穫祭」。今年も8月18日〜19日に開催。提供/遠野ホップ収穫祭

キリンビールも長年ホップの育種を続けてきたメーカーだ。クラフトビール好きには、新しいところでは2019年発売の「ムラカミセブンIPA」のムカミセブンの名が有名だろう。現在、ムラカミセブンは遠野でも栽培されている。

遠野では、キリンビールが開発したホップ「IBUKI」の栽培のほか、新しい品種の育成も行われている。新たに開発された品種を、地元のクラフトビールブルワリーで試験的に醸造して販売するという連携も見られる。

世界的なクラフトビール人気の高まりにより、ホップの新種が相次いでいる。より特徴のある品種が次々と生まれているそうだ。日本のホップ畑からも、それが誕生する可能性は常に、大いにある。別に新種でなくてもいい。ザーツ、ハラタウ、カスケード、ギャラクシーなどなど外国生まれの品種でも、日本ならではの〝テロワール〟の活きたビールが醸造されたら、また楽しい。

多くの農産物の人手不足が課題になる中、ホップ生産も決して楽観できるものではないが、ビール飲みとしては国産ホップの栽培と開発を末長く応援したい。

指先に見えるのがホップの花。

取材・文/佐藤恵菜

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。