中古車販売店の不正が話題となり、車の点検や整備を業者に出すのが恐いと感じている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、車を車検に出す時の注意点を解説します。そもそも車検とは何なのか、いつ受けるのかなどといった車検の基本について紹介し、どのようなことに気を付ければ不正な請求を防げるのか解説します。
車検とはどんな検査?いつ受ける?
車検とは、自動車の検査のことで、自動車の安全基準や環境基準に適合しているかチェックするものです。車検については、「保安基準に適合しているか検査するもの」や「継続検査」と言われることもあります。
また、車検は一定期間ごとに必要最小限の項目をチェックする検査です。そのため、自動車検査証の有効期間内の安全性を保証するものではありません。よって、ユーザー自身の責任において行う日常・定期点検整備が法律で義務づけられています。
自家用乗用車の車検の有効期間は、法律により定められており、新車が3年、以後2年です。つまり、新車の場合は初年度登録から3年後に初回の車検を受け、以後2年ごと(5年目、7年目……)というサイクルで車検を受けます。中古車の場合もサイクルは変わらないため、初年度登録から5年目の車を買った場合、登録から7年目に車検を受けることになります。