レーサーレプリカバイクブームを象徴するエポックメイキングなスクーター
レーサーレプリカバイクブームにより、国内主要4メーカーが先鋭的なモデルを次々とヒットさせる中、1987年と1988年に限定販売されたヤマハ「チャンプRS TECH21」は、まさに時代を象徴するスクーターと呼べるのではないでしょうか。
SHISEIDO TECH21 レーシングチームYAMAHAの「YZF 750」は、1986年の鈴鹿8時間耐久レースで平 忠彦選手とクリスチャン・サロン選手の両GPライダーがライディング。
翌1987年にはマーチン・ウイマー選手とケビン・マギー選手がライディングして、劇的な逆転優勝を達成しています。
【参考】1987年 YZF750(0W89) – コミュニケーションプラザ
その〝TECH21カラー〟を、最大出力6.3psへと強化されたヤマハ「チャンプ RS」に施したのが、チャンプRS TECH21です。
これはまさに、〝レーサーレプリカスクーター〟。バイクブームの黄金期に存在した、エポックメイキングなスクーターと言えるのではないでしょうか。