目力アップで印象も良くなるアイトレ
間々田さんは、顔は対人関係において「看板」となる大事なパーツであると説く。特に、相手に与える印象という点で、一番大切な部分は目であるとも。
「年齢とともにまぶたが重くなる人が多いですね。会話のときに、ここが重く見えると、やる気がなさそうとか、思いが伝わらないとか、デメリットが多いです」
ということで、2つめのトレーニングは重たい目の改善。目力も上げ、印象も良くなるトレーニングで、間々田さんは「アイトレ」と呼ぶ。
「目を開くときに使う筋肉があって、上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)と言います。眼球上部に乗るようについていて、まぶたを後ろに引っ張っていく筋肉です。これがしっかり使えるようになると、額眉毛を動かさなくても、ぐっと目が開くようなんですよね。この筋肉を使わないと、まぶたが重くなってしまいます。逆に、ここをしっかりと鍛えてあげると、目は自然と大きくなっていきます。では、やり方を教えましょう。目を見開いたときに、額眉毛に力が入って上がらないよう、押さえつけます」
「この状態で、下の写真のように上眼瞼挙筋を意識してぐっと目を開け、5秒から10秒キープします」
「額眉毛はロックしたまま。眼球の上のあたりが少し後ろに引っ張る感覚があれば、ちゃんとできています」
「これを、3回から5回繰り返すのを毎日しましょう。早くて1週間、遅くても1か月くらいで、ぐっと目が開ける実感があると思います」
間々田さんの指導を受け、多分生まれてから1回も使ったこともない筋肉を使ってるような感じがした。それだけ筆者の顔の筋肉は衰え、ほうれい線などの問題につながっていったのだとよく理解できる。何日かトレーニングをしているが、少しずつ良くなっていくのを実感。詳しい解説の載った著書やトレーニングスクールもあるので、同じ悩みを持つ方は、実践してみてはいかがだろう。
■間々田佳子さん プロフィール
1972年生まれ。表情筋研究家。ままだよしこメソッド(株)代表取締役。レッスン受講者はのべ3万人以上、著書は16冊以上。累計57万部を誇る「顔の筋肉」のプロフェッショナル。自身のたるみを改善した経験をふまえた指導がメディアで話題になり、大企業の社員研修や女性向けの大型イベントで講師を務めるなど、全国各地で活動。顔ヨガカリスマ講師を経て表情筋研究家となり、2020年に独自の表情筋トレーニングシステム「コアフェイストレーニング®(間々田式顔筋トレ)」を確立。同年、ままだよしこメソッド株式会社を設立。顔の筋トレを広めるべく精力的に活動している。近著に『ほうれい線もたるみも解消! 魔法の1分 フェイスアップダンス』(主婦の友社)、『1週間後には「マイナス7歳」見ちがえる! 間々田佳子のかんたん顔筋トレ』(KADOKAWA)がある。
公式サイト:https://www.mamadayoshiko.com/
MYメソッドアカデミー:間々田佳子さんが主催する「顔の学校」。表情筋の使い方を学ぶことで、自力で理想の顔をつくっていく。「コアフェイストレーニング®(間々田式顔筋トレ)」の各種講座あり。https://www.mamadayoshiko.com/lesson/
取材・文/鈴木拓也