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「SNS疲れ」を感じてしまうのはなぜ?SNSと上手に付き合う3つのヒント

2023.08.20

InstagramTwitterX)、LINEなど、さまざまなSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)があり、現代人には欠かせないツールとなっています。

誰とも気軽につながれたり、楽しい情報が手に入ったりなど、SNSは上手に使えば楽しいツールなのですが、一方でSNS上でのコミュニケーションに疲れてしまう人もいます。

今回は、SNS疲れの原因とその裏に隠されている心理、そしてSNSと上手に付き合うヒントをお伝えします。

SNSに疲れてしまう原因とは

SNS疲れとは、SNS上で行われるコミュニケーション、つまりその中で行われる人との関わり合いで何らかの無理をしてしまい、それによって嫌な気分になったり、もやもやした気持ちを抱えてしまうことを指します。

疲れを感じてしまうのは、その無理のせいです。その無理をしてしまうのにはいくつかの原因があります。まずはそこから見ていきましょう。

 1.他人と自分を比べてしまうから

SNS疲れの原因で多いのは、他人と自分を比較してしまうことです。

SNSではネガティブな部分よりも、華やかな部分を投稿している人が多いものです。そんな一部にすぎない他人のプライベートの情報と自分のプライベートを比較してしまい、劣等感を抱くと心が疲れていきます。

上記のような疲れを感じやすい人は、自己肯定感が低いという特徴があります。自分に認められていない部分があり、他人に認められようとしているのです。人と自分を比べることが習慣的になっている人は疲れを感じていてもSNSを見ることをやめられません。

 2.必要以上に自分を偽ってしまうから

1.の他人と自分を比較してしまう人の中には、必要以上に自分を偽ってしまうという無理からSNS疲れをさらに加速させてしまっている人もいます。他人からの評価を気にするばかりに、他人から羨ましがられるような見栄を無理してまでも張ってしまっている状態です。

また、このタイプには、SNSの投稿やコメントに対する反応のチェックを繰り返すという特徴も。それには他人から嫌われたくない、友人に恵まれているという印象を守りたいという心理が隠されています。

3.関わっている人数が多いから

SNSは気軽に誰ともつながれるというメリットがある一方、不特定多数の多くの人とつながること自体に疲れてしまうというデメリットもあります。

多くの人と関わるということはそれだけコミュニケーションの数は増え、自分とは違う価値観(考えや意見、情報など)を持つ人とも関わることになります。その価値観を受け入れるかどうかは別として、そのやりとりには一定のストレスはかかります。

リアルな場面でも多くの人と関わる場に行った後には、ドッと疲れを感じたことはないでしょうか。まさにその状態がずっと続いている状態なのです。それでは心が疲れてしまっても仕方ありません。

SNSと上手に付き合う3つのヒント

SNSだけの付き合いだけに限らず、仕事関係の人とつながっていたり、友だちとの連絡ツールになっている場合には、SNSを簡単にやめることはできませんよね。

そんな方に向けて、SNSと上手に付き合うヒントをご紹介します。自分に合った方法をぜひ試してみてください。

1.時間を決めて使用する

SNS上には多くの情報があり、気づけば何時間もチェックしてしまっていた……、なんてことも起こりがちです。そんな状態が続けば、SNS疲れは一向に改善されないでしょう。

そんな人におすすめなのは、時間を決めて使用することです。

その場合には、SNSを使用する前後に別の用事を入れるなど、最初は絶対にSNSをやめなければいけない環境を作りましょう。例えば、出勤時から会社に着くまでにしてみたり、家族などプライベートの時間を共有している人がいれば、その人に宣言するなどです。

SNSでつながっていたい友人には「忙しくて〇時からしか確認できないかも」と宣言しておくと、相手に返事をしなくてはいけないという心配からも解放されるでしょう。

2.情報を選択、制限する

SNSに多くの情報があるからこそ、他人プライベートが簡単に見えてしまうからこそ、自分自身はこれでいいのかと迷いが生じて、それによって心は疲れてしまいます。

一方で、SNSは上手に使えば自分の生活のヒントを得たり、癒しになることもあります。つまり、自分に今必要な情報を選択、制限することでSNSとうまく付き合っていくことができるのです。

他人の華やかなプライベートの情報で心が乱されるのであれば、その情報は非表示にしましょう。たとえそれが大切な友人であったとしても、しばらく連絡を取らないだけで関係が壊れてしまうのであれば、昔のあなたには必要な関係だったとしても、今は必要がないということかもしれません。

SNSは絶対に誰かとつながっていなければならないものではない、ということも覚えておいてください。

3.リアルなつながりを大切にする

SNSで見えているのはその人の一部に過ぎず、なかなか相手の感情などを読み取ることはできません。なので、余計な気遣いや誤解が生じやすいといった特徴がSNSにはあります。

SNS疲れを感じているなら、リアルで人とつながってみることをおすすめします。その相手はいつも会う友人でもいいですし、SNSで頻繁にやり取りをしている人でもいいでしょう。

いつもの友人と会う場合には、その友人にSNS疲れについて相談してみてください。自分の気持ちを吐き出すことでリフレッシュできます。また、第三者からの意見をもらうことで自分のことを客観視することもでき、SNSとの新たな付き合い方が見えてきたりします。

SNSでの付き合いから実際に会う場合には、相手の表情を見て話すことで、どう思われているのかわからずにしていた余計な気遣いや不安を解消することができます。もしそこで価値観などが合わない場合でも、忘れていけないのが、その人とあなたが合わなかっただけ、ということ。価値観が近い人は他にいるはずです。気にする必要はありません。

文・構成/藤野綾子

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