需要が急増している「退職代行サービス」。そのコアユーザーと目される20代のビジネスパーソンは、どんなタイミングで退職の申し出をし、また、都道府県別でみた場合、利用者数が特に多いエリアはどこになるのか?
退職代行サービス「EXIT」を運営するEXITはこのほど、同サービスの利用者約5000名を対象に属性調査を実施。その中から20代の退職傾向についての分析結果を発表した。
20代の利用者は全体の約7割を占め、全年齢層の中で利用者が一番多い
利用者の年代について調べたところ、20代の利用者が全体の71.97%を占め、ダントツの最多となった。一方、60歳以上も0.26%おり、幅広い層が利用していることが明らかに。
2022年の20代の利用者の月別の退職申し出時期を見ると、最もEXITへの問い合わせが多い時期は6・7・8月で特に6月に多い傾向があった。夏のボーナス時期に向けて退職意向が強まる傾向にあることがわかる。
20代の地域別利用者をみると五大都市圏のエリアが全てランクイン
20代の利用者の雇用形態の内訳を見ると、正社員が最も多く77.18%に及ぶことがわかった。一般的にはボーナスは会社の業績や個人の業績に基づいて正社員へ支給される場合が多く、社員のモチベーション向上につながる。金額が適切に設定されていない場合などに、退職意向につながる傾向があると考えられる。
20代の利用者の住まいTOP10を見ると、東京都・神奈川県・大阪府、埼玉県、愛知県、千葉県、福岡県、兵庫県、茨城県、北海道の順となった。
地方別でみても、日本の五大都市圏のエリアである東京都・大阪府・愛知県・福岡県・北海道が入っている。
<調査概要>
調査期間:2022年5月16日~2023年6月28日
調査方法:利用時のアンケート調査
対象者:退職代行サービス「EXIT」利用者
アンケート回答数:4998件
出典元:退職代行サービス「EXIT」
構成/こじへい