夜~朝~昼のサイクルでゲームが展開される
夜、枕元にスマートフォンもしくは「ポケモン GO Plus+」を置くことで睡眠計測が行なわれる。起床後に睡眠計測の結果を確認するとともにカビゴンの周りに集まってきたポケモンの寝顔を図鑑登録するゲームだ。日中はカビゴンに料理などを食べさせて大きく育てることができる。ユーザーの「睡眠スコア」と「カビゴンエナジー」をかけ合わせた「ねむけパワー」が大きいほど、珍しいポケモンの寝顔が発見できるようになる。
ユーザーの睡眠を3タイプに分けて診断!
睡眠学者 柳沢正史先生が監修
『Pokémon Sleep』では理想的な睡眠を「1日8時間30分以上」「毎日規則正しい睡眠リズム」で評価する。また、体動を測定することにより睡眠を3つのタイプに分類している。
『ポケモン GO』と連携させることで昼夜連動型のサービスを目指す
『ポケモン GO』と『Pokémon Sleep』の相乗効果は、それぞれのゲームを遊ぶだけでなく「ポケモン GO Plus+」と連携することによりゲーム内でさらにお得な特典がもらえるようになっている。ふたつのアプリを遊ぶなら、「ポケモン GO Plus+」を活用してみよう。
なぜ「睡眠」なのか? 代表取締役COO宇都宮崇人さんが語る
代表取締役COO
宇都宮崇人さん
『ポケモン GO』の立ち上げを行ない、『Pokémon Sleep』でもジェネラルプロデューサーを務める。
日本人は睡眠時間が足りていない
睡眠を計測する技術があると知り、もしかしたら睡眠をゲームにできるのではと思ったのが『Pokémon Sleep』の始まりです。睡眠は誰しも毎日するので、一方的に蓄積される。これを数値にしてゲームと組み合わせるとおもしろいものができそうだなと思いました。調べてみると日本を含む、東アジアの平均睡眠時間は欧米に比べて1時間ほど少ないといわれています。この睡眠を遊びにし、たくさん寝るといいことがあるかもというのが『Pokémon Sleep』の遊び方につながります。また、これまであまりほかのゲームでは見せられなかったポケモンの睡眠に関する生態も大きなテーマになっています。あのポケモンはどんな睡眠をとっているのか、どんな寝顔なのか、そんな一面にも注目してください!
取材・文/峯 亮佑