冷蔵庫の消費電力は10年前よりも少なくなっている!?
先に紹介していたNR-F659WPXは定格内容積が650Lにも関わらず、一人暮らしに最適なサイズ(138L)のNR-B14HWよりも年間の電気料金は500円近く安いという目安になっています。
このように、冷蔵庫の電気料金は、必ずしも「容量が小さいから安い」というわけではありません。特に最新のモデルでは省電力化が進み、旧モデルよりも消費電力量が抑えられていることが多くあります。
環境省の調査によると、定格内容積が401L~450Lの冷蔵庫で、2020年モデルと2010年モデルを比較すると、約37%~約43%も年間消費電力量が削減されているとのこと。年間の電気料金に換算すると、約4740円~約6090円もお得ということになります。
もちろん新製品は値が張ることもありますが、ランニングコストはお得になるかもしれません。
【参照】環境省/2020年 VS 2010年 最新家電と10年前の家電どのくらいおトク?
冷蔵庫の消費電力を減らして電気代を下げるためにできることは?
冒頭でも触れた通り、冷蔵庫は常に稼働させておくことが一般的な家電製品ですが、使い方を工夫すれば、電気料金の節約が可能です。
特に効果的なのは、「庫内の温度を保つようにすること」と「庫内を冷却するために冷蔵庫本体の熱を逃がすこと」。ドアの開け閉めを最小限に抑えたり、庫内の冷気を維持するために、温かいものは少し冷ましてからしまうのがおすすめ。また、食材の詰め込みすぎると、冷気の循環効率が悪くなってしまうので、できるだけ避けましょう。
冷蔵庫の設置場所は、壁や周囲のものから一定の距離を空け、冷蔵庫本体の熱がうまく逃げるように工夫をするのがおすすめです。
【参照】ドコモでんき/電気代を節約するには?効果的な4つの方法を詳しく解説
※データは2023年7月下旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦