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Twitter(X)のDM送信上限が大きく影響する業種は?

2023.08.06

Twitter以外の「連絡線」

さて、この記事を書いている最中にこんな報道が飛び込んできた。

Twitterの「ツイート」が「ポスト」、「リツイート」が「リポスト」にそれぞれ呼称変更されるという報道だ。

DMの話題も、この記事が配信される頃にはまた新しいアクションがあるのだろうか。が、いずれにせよTwitterの現運営者は「機能に課金する」という方向性を変更しようとは考えていないようだ。

この先もTwitterをマルチツールのように使おうと思案するなら、やはり課金は免れない。

もちろん、TwitterのDM以外の連絡手段を主に活用しているというのならその限りではない。そして筆者は、仕事の連絡をTwitterのみに頼ることに懐疑的。「Twitterを使うな」ではなく、「Twitter以外の連絡線も確保しよう」という意味だ。

オススメはDiscordである。

一般には「ゲーマー御用達連絡ツール」というイメージの強いDiscordだが、実は仕事にも活用できる。ビジネスパートナーやクライアントとDiscordでフレンドになれば、DMを送ることももちろん可能。いざとなればサーバーを作り、複数人での情報交換もできる。

匿名性も保たれる上、クライアントを一度自分のサーバーに連れ込めばその後の継続した仕事が発生する可能性もある。

ゲーマー御用達だからといって、これが複数人のゲームプレイやYouTubeでのライブ配信にしか使えないというわけではまったくないのだ。

「第2の連絡線」を探そう!

ここで「Twitterの今後」を考えるとしたら、やはり「つぶやき以外の機能」の充実に突き進むことは間違いないだろう。

だからこそ「Twitter」という名は相応しくなくなってきたわけで、それを呆気なく捨てるのはむしろ当然の判断とも言える。

そして我々日本人がここ数ヶ月で学んだのは、「SNSの仕様変更は経営者の指先一つ」ということだ。ボスが変われば会社や提供サービスの中身がガラリと変わる。いかにもアメリカ的だが、国際的にはこれが常識ということか。

そうしたことも考えると、我々はTwitterに完全依存しないための「第2の連絡線」について真剣に思案しなければならない。

取材・文/澤田真一

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