小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

VWのコンパクトハッチバック「ポロ GTi」が追求したスポーティーな走りと実用性

2023.07.30

ワインディングで本領発揮

Dレンジでスタートすると2000回転からのレスポンスが鋭い。5000回転をポイントに、マニュアルモードで踏みこむと、1速40、2速70、3速で110km/hに達する。一方、100km/hの巡航はDレンジ7速1800回転、6速2000、5速2500回転で走行する。トルクの盛り上がりと、100km/hのキープが同じ回転数なので、100km/hをキープすると、かえってアクセルワークに気を使う。乗り心地はスポーツモードでは硬め。路面のザラつきや目地での突き上げも硬め。高速巡航ではエコモードの乗り心地がよかった。

 そして、「ポロ GTi」が本領を発揮するのはワインディングだ。ローダウンされた車体、トラクション性能を最適化してくれる電子制御式デファレンシャルロック、アクティブダンパーを備えたスポーツモード、7速DSGのマニュアルモード(GTiにMTは存在しない)。コンパクトなサイズは、ドライバーと一体となったかのようなコーナリングを楽しませてくれる。

 もちろん、先進安全性は最新レベルをほとんど備えている。燃費も、こうしたスポーツ走行でも8~10km/ℓ台はキープしていた。実用性に関しても、後席はやや低めの着座位置で、頭上の空間は身長170cmでも耐えられる広さを確保。足元は広々とはしていないが、ロングドライブでも十分だ。

 もちろん背もたれは前倒する。リアの荷室も左右幅は1m以上確保されている。サブトランクも一応、確保されている。日本車では、少なくなってしまったコンパクトハッチバックのスポーツモデルは、日本の道には合っている。ガソリンエンジン+ターボのスポーツハッチの未来は見通せないが、この楽しさだけは記憶に残しておきたい。ワインディングを高回転キープで走りながら、ふと考えた。車両本体価格は411万3000円。

■関連情報
https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/polo-gti.html

文/石川真禧照 撮影/萩原文博

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。