DIME MAGAZINE
最も売れた香水は、あのロボットアニメのキャラ香水！
これまで、アニメや特撮ヒーローなど200以上のキャラや作品をイメージ香水を生み出している「フェアリーテイル」。これまで最も売れた香水はなんなのか？
「コードギアスのC.C.というキャラクターをイメージした香水で累計で１万個は売れたのではないでしょうか。キャラカラーのグリーンでハート型ボトル。そして超お手頃価格での販売とアニメコラボを超えた“香水”として売れたと実感する商品でした。物価高の昨今では有り得ない価格です・・」
–ちなみにこれまで、ユーザーから「イメージと違う」と言われたことは？
「ありますね・・・。解釈が違うと言われることが多いですが、キャラクターへの香りの解釈は人それぞれなのであまり気にはしていないです」
「解釈が一致した！好きなキャラの香水を作ってくれてありがとう！と言われると嬉しいですね。あとは香水を20年以上売っているのでアニメコラボ商品としてではなく、単純に香水を褒められるのも嬉しいです。また、香水を使うきっかけになったという声を聞くと香水の布教にも貢献をしているんだと実感します」
嬉しいファンからの声はアニメやキャラクターへの深い愛が実った結果ということだろう。誰にも負けないほど好きだからこそ、それが原動力となり新たな価値を生み出す。キャラ香水ヒットの源は「好きという情熱」なのだ。
ならば、今最も情熱を注いでいるイチオシの香水とは？
「オススメは仮面ライダーの香水全般です。弊社代表が仮面ライダー好きなこともあり、ボトル、デザイン、香りにとても拘っています」
※ちなみに映画泥棒の説明文を考えたのも代表らしい。
「それともう一つ、『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』の桜島麻衣、牧之原翔子をイメージした香水もおすすめです」
「思春期症候群という現象から始まるストーリーということもあり、思春期症候群を英語にした「アドレセンスファンタジー」という名称を商標登録までして企画をした商品でした。当時、映画を公開していた時期と重なったこともあり、涙無しでは見れない作品を何度も劇場で観たぐらいでしたのでリアルに２人の香り、イメージを考えて作った自信作です」
さらに！
「スーパー戦隊シリーズ初の香水として取り組んだのが『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』。特に番組の発表会でネタとして登場した「ドンフレグランス」をリアルに商品化した悩人３人衆の香水はリリース日にはトレンド入りしていたぐらい話題になりました」
「この香水は箱に和紙を初めて使用した作品でもあり、番組終了後の全国7か所を回るファイナルライブツアーにも帯同して会場に出店させていただきました。版権元様と今までにないお取組みをさせて頂くことになり、弊社にとっても大きな転機となった作品と香水です」
–今後、貴社が挑戦したいこと、作ってみたい香水は？
「ファッションブランドとのコラボ、海外の有名ブランドの日本での代理店権の取得等に挑戦したいです」
取材協力
フェアリーテイル株式会社
文/太田ポーシャ
最新号
