人生100年時代と言われる昨今。転職市場の活性化、定年後のシニア人材の活躍など、一つの職種だけでなく場所・企業・年齢に縛れない働き方が増えている。また、政府が副業解禁を推奨したことにより、”副業”を受容する機運が企業・求職者の間で高まっている。
そんな中、ITフリーランスのマッチングサービス「フリエン」「チョクフリ」を展開するアン・コンサルティングはこのほど、2023年度入社の新卒採用を実施した企業に勤める採用担当者500人を対象に「HRに関する調査」を実施し、その結果を発表した。
新卒採用の情報発信で使用したもの「企業HP」が最多
Q1. あなたがお勤めの企業での2023年度入社の新卒採用活動の結果をお答えください。(単数回答、n=500)
2023年度入社の新卒採用に関わった担当者へ新卒採用活動の結果を聞いたところ、「新卒採用を実施し、実際に入社した」割合は500名以上の従業員がいる企業では9割以上であるのに対して、10名~100名未満の企業では約7割が回答している。従業員規模の小さい企業では採用活動を実施しても500名以上の従業員がいる企業よりも入社が少ない傾向にあることがわかった。
Q2. あなたがお勤めの企業において、2023年度入社の新卒採用の際に情報発信で使用したものをお答えください。(複数回答、n=500)
企業では採用活動を行う際、どのような手法で情報発信を行っているのだろうか。新卒採用の情報発信において、使用したものを聞いたところ、1位「会社HP」(66.8%)、2位「ダイレクトリクルーティングサービス」(51.4%)だった。次いで、「Twitter」(25.2%)、「LINE」(20.4%)、「Facebook」(18.4%)とそれぞれのSNSに関して約2割の企業が活用しており、新卒採用における情報発信の方法が今後変化していくかもしれない。
2023年度入社の新卒採用「予定通り」は約半数
Q3. 2023年度入社の新卒採用において、予定通りの採用ができたかお答えください。(単数回答、n=423)
2023年度入社の新卒採用において、予定通りの採用活動ができたかどうかをお聞きしたところ「予定より多く採用することができた」企業は11.3%、「予定通り採用することができた」企業は54.6%、「予定より少ないが採用することができた」企業が32.6%となった。
Q4. 2023年度入社の新卒採用において、募集した職種をお答えください。(複数回答、n=500)
2023年度入社の新卒採用において、募集した職種を聞いたところ、1位「営業」37.2%、2位「事務・総務」31.0%、3位「エンジニア」28.8%だった。続いて4位「人事・労務」20.6%、5位「情報システム」19.6%でIT関連の職種がTOP5にランクインした。