7月22日から2023年女子W杯開幕。アウェー用新ユニフォーム「SUNRISE」に注目
人気を博した「ORIGAMI」の現ユニフォームを着用する久保建英(写真提供=アディダス ジャパン)
7月22日の初戦・ザンビア戦から2023年女子ワールドカップ(ニュージーランド・オーストラリア共催)のなでしこジャパンの戦いが幕を開ける。
放映権料の問題で直前までテレビ放送が決まっていなかった今大会だが、NHKが日本の決勝トーナメントも含めた全試合と開幕戦、決勝戦を放送することが13日に決定。関係者の安堵感に包まれている。
これでようやく盛り上がりが期待される状況になったわけだが、サッカー日本代表オフィシャルサプライヤーのアディダス ジャパンも力が入るところ。同社は女子W杯に向け、「SUNRISE」をコンセプトになでしこジャパンのアウェー用の新ユニフォームを3月23日に発表しているからだ。
「SUNRISE」のユニフォームを着用する長谷川唯選手(写真提供=アディダス ジャパン)
この新ユニフォームは「再び世界一へ」という決意を新たにする象徴として、幻想的な朝の空模様をグラデーションで表現しているのが特徴である。紫とピンクという斬新な色合いも大いに目を引く。
「6月にサムライブルー(日本代表)がキリンチャレンジカップ(エルサルバドル・ペルー2連戦)に挑んだ際にも、男子の選手たちがSUNRISEのユニフォームを着用してアピールしてくれました。
我々も日本サッカー協会(JFA)との協業で『ロッカールームトーク』というユーチューブ動画を制作。元スピードスケート選手の高木菜々さん、タレントの影山優佳さん、なでしこジャパンの猶本光選手(浦和)らの対談を配信しています。
そういう試みもあって、徐々に関心が高まりつつあったのですが、女子W杯のテレビ放映も決まり、ここからが本番。なでしこジャパンの快進撃に期待を寄せています」
こう語るのは、アディダスマーケティング事業本部・ブランドアクティベーション・ブランドコミュニケーションズ・シニアマネージャーの福田新氏。2022年カタールW杯前に発売された日本代表の現ユニフォーム「ORIGAMI」と今回の「SUNRISE」の両方の販売戦略を手掛けているリーダーだ。
アディダスとJFAが協業で配信する「ロッカールームトーク」。左から高木菜々さん、猶本光選手、影山優佳さん(写真提供=アディダス ジャパン)