最高齢は95歳!誰もが生き生きと働ける場へ 『マクドナルド 』
マクドナルドでは以前から、性別、年齢、さまざまな個性や背景を持った人材の採用に取り組んできた。高齢者だけでなく、外国人や障がい者も平等に採用し、個々の強みを最大限に発揮できる職場の実現を目指している。
たしかに、実際に店舗を伺うと年齢や立場が異なるクルー同士が元気にのびのびと働いている印象を受ける。
もちろんそこには、60歳以上のプレミアムエイジ(シニア)クルーと呼ばれる高齢者の姿も。
多くの高齢者も若手クルーに混じり、いきいきと活躍中だ。シニア世代の採用数は年々増えているらしく、全国で1万人在籍しているという。
高齢者にもニッポンにも元気と活力を与えているマクドナルドにとって、シニア世代採用のメリットはなんなのか?日本マクドナルド株式会社広報部の石黒さんに話を伺った。
–プレミアムエイジクルーを採用するようになって変わったことは?
「プレミアムエイジクルーがもっているこれまでの知識や社会経験、アドバイスが、若手クルーにとっては大きな財産になっています。年齢差がある中、共に信頼しあいモチベーションも非常に高くなっております」
「また、さまざまな立場のクルーが元気に働くことにより、小さなお子様からご年配の方までマクドナルドでしか実現できない最高の店舗体験と付加価値をご提供できていると自負しております。一人一人が強みをいかして活躍できる多様性のある組織として、プレミアムエイジクルーは大きな存在でございます」
–プレミアムエイジクルーの最高齢は?
「最高齢は95歳で、90歳台のクルーは2名(2023年3月時点)。プレミアムエイジクルーには年齢の上限もございません。社会経験を通じて得られた知識や経験はマクドナルドの仕事において重要な強みになると思っているからです」
ちなみに、最高齢95歳の方は富山県の店舗に在籍しており、仕事を始めたのはなんと90歳から。空いている時間を有効活用して何かを始めたいと思い、マクドナルドのクルーに応募したという。
実際に店舗で働くプレミアムエイジクルーの方々は、マクドナルドでの仕事をどう感じているのか?クルーから届いた声を見せてもらうと、そこには日々を充実して生きている、明るい言葉があった。
『仕事が終わったら気持ちが充実し、今日も頑張ったという喜びが大きい』
『お客様にいつも綺麗にしてくれてありがとうございますと声をかけていただき本当嬉しいと思い、やりがいがあります』
そんなマクドナルドでは高齢者はもちろん、障がい者、外国人も平等に採用している。採用時に気を付けていること、また採用後のフォローで大事にしていることとは?
「誰もが自分らしく働けるように、その方に合わせたトレーニングを実施しています。日本に来たばかりの留学生はお客様に接するポジションではなく製造ラインを重点的に担います」
–今後さらに高齢化になりシニア世代も増加すると思われます。そんな未来に対し、企業としてどのように対応していこうと考えていますか?
「マクドナルドで働く価値(EVP)をより多くの方に伝え、誰もがいきいきと自分らしく働ける場であることを知っていただきたいです」
取材協力
日本マクドナルド株式会社
文/太田ポーシャ