金属製ベルトの腕時計を実店舗で購入する時は、一緒にベルトの長さも調整してもらう方が多いのではないでしょうか。しかし、ネットショップで購入した場合や購入後にサイズが合わなくなった時など、後からベルトの長さを変えたくなることもありますよね。
そこで、金属ベルトの腕時計は自分で長さ調整ができるのか、自分で調節できる製品の見分け方、メーカー以外で依頼できる場所などについてご紹介します。
【参考】新品のように蘇る!自分でできる腕時計のメンテナンスグッズ3選
腕時計のベルトは自分で調節できる?
腕時計のベルトを実店舗で購入した時は、購入店で調節してもらえます。また、購入店でなくても、メーカーのカスタマーセンターや腕時計の修理を請け負っている専門店などにも依頼可能です。
なかには自分でベルトの長さを調節できる製品もあります。その場合は、ネットショップで購入した時や、購入後に調節したくなった場合でも、お店に行かず簡単に長さを変えられます。
メーカー公式サイトでは、自分で調節できるベルトの長さ変更方法を写真やイラスト、動画などで解説しているところもあります。
腕時計の調節できるベルトとできないベルトの見分け方
自分でベルトを調節できる製品は、手や一般家庭用のドライバーなどで留め具を外せるようになっていたり、専用の工具が付属していたりと、一般ユーザーにも簡単に調節ができるよう工夫されています。詳しくは、製品の取扱説明書やメーカー公式サイトなどをご確認ください。
たとえば、「フリー中留」「フリータイプ中留」などと呼ばれるタイプのベルトは、留め具の裏側にある穴に先の細いドライバーを差し込んで、留め具の固定を解除できるようになっています。
また「三ツ折れプッシュフリータイプ」「ワンプッシュ三つ折れ式」などと呼ばれるタイプは、折りたたみ式の留め具の三つ折れ部分を外して持ち上げることで調整が可能です。バックルをひとつずつ外して調節できるタイプもあります。
これに対して、ピン止め式やネジ式や板バネ式などと呼ばれるタイプは、部品の取り外しに特別な工具が必要です。工具をそろえれば自分でもベルトの調整は可能ですが、部品の変形や破損、けがなどが生じるおそれがあるため、購入店や時計修理専門店などへ依頼したほうがいいでしょう。
腕時計のベルトを調節するのに専用の工具は必要?
自分でベルトを調節できる製品には、工具がなくても長さを変えられるものもあります。工具を使う場合でも、一般家庭用の先の細いドライバー程度でできることが多いです。調整専用の工具が付属している製品もあり、時計用の特別な道具をそろえる必要はありません。
ピン止め式など、自分での調整が推奨されていないタイプのベルト調節には、専用の工具が必要になります。
腕時計のベルト調節に必要な工具はどこで買える?
自分での長さ調整を推奨されていない腕時計でも、専用の道具をそろえれば調整は可能です。ただし、破損や故障の可能性もあるため、あくまで自己責任で行うことになります。
専用の工具はホームセンターや家電量販店などで販売されています。近くの店舗で見つからない場合は、「腕時計 工具」などのキーワードで検索するとインターネットでも購入できます。
腕時計のベルト調節に使う工具は100均にある!?
ベルト調節用の工具は、100円均一ショップでも販売されています。たとえば、ダイソーの公式通販の「ダイソーネットストア」でも取り扱いがあります。
【参考】工具セット(時計バンド調節用)(ダイソーネットストア)
工具がなくても腕時計のベルトは調節できる?
上記でご紹介したとおり、自分で調整が可能なタイプは、工具不要または、一般家庭用のドライバーなどで長さを変えられるものが多いです。
自分での調整を推奨されていないタイプは、専用の工具が必要です。
腕時計のベルトを調節するなら専門店に依頼しても○
ベルトの調節は、メーカーのカスタマーサービスや購入店のほか、腕時計の修理を行う専門店にも依頼できます。
腕時計の種類やメーカーによっては預かり作業となることもありますが、その場で調節ができる場合も。費用は500~2000円程度のところが多いです。
【参考】修理専門店より正規代理店のほうが安い場合も!ロレックスの修理はどこに依頼するのが正解か
家電量販店でも腕時計のベルトを調節できる? 費用は?
時計を販売している家電量販店では、ベルト調節の依頼も受け付けているところが多いです。
その家電量販店の店舗や運営するネットショップで購入した腕時計なら、無料で調節を行ってくれる場合も。家電量販店で腕時計を購入した際は、ベルトの調整もできるか確認してみましょう。
ベルトを調節して、大事な時計を長く愛用しよう
腕時計を長く使っていると、太ったり痩せたりしてベルトの長さが合わなくなることもあります。また、ネットショッピングで腕時計を購入したり、プレゼントでもらったりして、ベルトの調整が必要になることも。ベルトの長さをぴったりに調節して、ぜひ大事な腕時計を長く愛用しましょう。
ベルトの長さ調節はメーカーや販売店へ依頼するのが基本ですが、自分で調節できる腕時計もあります。専門店や家電量販店などでも請け負っているので、自分に合った方法でベルトを調節してください。
※データは2023年7月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/ねこリセット