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修理専門店より正規代理店のほうが安い場合も!ロレックスの修理はどこに依頼するのが正解か

2019.09.28

修理専門店か正規代理店か?

機械式腕時計には定期的なオーバーホールが欠かせないことは皆さんもご存じだと思う。これを怠るとムーブメントが油ぎれをおこして時計が動かなくなったり、そのまま使い続けるとより重大な故障を引き起こすこともある。オーバーホールの価格はメーカーとモデルによって異なり、ここで頭を悩ますのが正規代理店を選ぶか、修理専門店を選ぶかである。もちろん正規代理店の方が安全確実だが、4〜5年に1度のオーバーホールを考えるとコスパのいい修理専門店も魅力的だ。

それでは巻き上げても針が動かないほどこじらせた場合の修理はどちらがいいのだろう。ケースバイケースだが、今回はロレックス『SED-DWELLER Ref.16660』の場合で比較してみた。防水性能が1220mに向上した2代目シードゥエラーでキャリバーCal.3035を搭載。振動数は毎分28800で、パワーリザーブは約48時間。自動巻きのクロノメーターである。通称トリプルシックス、生産開始は1978年のヴィンテージものである。今まで日本ロレックスでメンテナンスを受けてきた。

修理専門店の見積もりは15万円以上!

このトリプルシックスはオーバーホールに出すのをサボっていたら、1日の誤差が1分以上どころではなく、ネジを巻いても動かなくなってしまった。故障の恐れもあるので、この機会に修理専門店と正規代理店の「日本ロレックス」に見積もりを出した。日本ロレックスのサブマリーナとシードゥエアラーのオーバーホールにおける基礎技術料は4万5000円である。ここに研磨と洗浄代が含まれ、さらに修理に必要な部品代が加算された合計がオーバーホール料金となる。

一方、修理専門店のオーバーホール料金は2万5000円からという所が多い。近所の「ウォッチレスキュー」に見積もりを依頼。1週間後に電話が掛かってきた。修理のために大きな歯車を2個、交換する必要がある。部品代が非常に高価なため合計金額が15万円以上になりそうなので、正規代理店に修理を依頼した方がいいという意外な内容だった。良心的なアドバイスに従って日本ロレックスにオーバーホールを依頼しよう。

街で見かける修理専門店。オーバーホール料金は正規の半額から7割程度で、業者によって技術力に大きな差がある。

正規オーバーホールをおこなう日本ロレックス。2年間のメーカー保証が受けられる。

正規代理店の見積もりは11万2500円

日本ロレックスにトリプルシックスを持ち込んでオーバーホールを依頼。お盆休みがあるため最大修理に2ヵ月かかるかもしれないと言われる。見積もりが出るには約2週間掛かった。見積書が郵送され、これを見て電話で修理を進めるかどうかを連絡、連絡後に修理開始という手順になっている。修理の場合も必ず基礎技術料が発生する。

見積もりの代金は11万2500円だった。竜頭、チューブ、回転ベゼルのスプリング、ガスエキジットバルブの部品交換、さらにブレスレットのバネ棒、クラスブ、クラスブ用バネ棒の交換を予定。どうやら大きい歯車は交換不要らしい。ケースに錆びがあるため防水性能に問題があった場合はミドルケースの交換が必要となり、この部品代は何と25万円である。さらにウラブタが2万5000円となる。防水が保証されなくてもいいなら、ケースを交換しないという選択肢もある。

日本ロレックスから送られてきた見積書。金額は税別で、見積もりの有効期限は2ヵ月間。

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