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メガバンクに投資したいという人が知っておくべき「優良企業」と「儲かる企業」の違い

2023.07.18

成長株の「伸びしろ」はどうやって想定すればいい?

さて、株式投資はその会社の「伸びしろ」が重要だという話をしました。では、成長株の「伸びしろ」はどうやって想定すればいいのでしょうか。

結論から言うと、「時価総額」を見るといいと思います。

どの証券会社を見ても通常は株価を前面に押し出していて、時価総額を一覧で出しているところは、まずありません。

例えば株価が300円(売買単位100株)だったら3万円で手が出るなとか、株価が8000円(売買単位100株)だったら80万円も必要で買えないって考えてしまいがちですよね。でも株価って、会社の伸びしろとはほとんど関係ありません。

下表は住宅メーカーの時価総額なのですが、1位の大和ハウス工業が2兆2000億円の時価総額で、ここに投資をしたところでこれが10倍なることはまずないと思うんですね。今より株価が10倍になったら、時価総額22兆円になってしまうので。もちろん、10倍になることはゼロとは言わないですが。

それよりも、熊本県・福岡県地盤の注文住宅メーカーのLib Workという会社は時価総額約200億円で、業績も成長中で、今から2倍3倍はもちろん、10倍になるポテンシャルを秘めている可能性はあると思います。

株価が10倍になるということは、時価総額が約2000億円になるということ。このまま成長して将来、業界7位くらいの規模まで食い込めば、時価総額2000億円になるわけです。

このような「伸びしろ」は株価を見てもわからず、時価総額を見ないとわからないことです。

最新刊『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社刊)では、ドリル形式で「儲かる株の見つけ方」が身につく本になっています。ぜひお手に取って、基礎から応用まで、株の儲ける力を身に着けてください。

遠藤洋著
『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』
ダイヤモンド社刊

含み損を抱えるのは当たり前。目先の上げ下げは気にしない

投資を始めると、初めて含み損を抱えることになると思います。お金を損する経験って、日常生活ではあまりしないですもんね。

しかし、投資では基本的に手数料もかかりますし、含み損を抱えることになります。絶対に損をしないっていうのは、買った瞬間の金額から一度も下がらないということなので基本的にはあり得ないんですよね。

アマゾンの上場時に100万円投資していたら、今頃には20億円くらいになっているそうです。しかし、ずっと右肩上がりに上昇してきたアマゾンですが、チャートを細かく見ると何度も暴落を経験していることがわかります。

例えばITバブルの崩壊で2001年10月には5.65ドルから0.275ドルまで下落していますし、近年も176ドルから86ドルまで半減しています。

長い目で見たらトータルで儲かっている銘柄でも、株式投資にはこのような上げ下げがあり、下げの期間だけを切り取ると大損してしまいます。

その会社の成長に対して投資をするのだったら、目先の多少の下げは目をつむる、別に気にしないというマインドを持つことが大切です。

目先の上げ下げは気にせず、その会社の成長を信じられるか。そこを信じられると思ったら、強く握っておくことが投資で大きな成果を出すために大切になります。

今回のまとめ「伸びしろが大きい会社を見つけ、その成長を信じられるなら強く握る」

「この会社は絶対に上がる!」と信じて持っていっても、投資してなにか違うなと思ったら手放しちゃってもいいと思います。投資に絶対はありませんから。そういった臨機応変さ、朝令暮改も投資においては大切になります。

文/遠藤 洋(えんどう・ひろし)
投資コミュティixi主宰、投資家・自由人。1987年埼玉県生まれ。大学在学中にアルバイトで貯めたお金を元手に知識ゼロの状態から投資を始める。大学卒業後、ベンチャー企業に入社。26歳のときに投資で得た資金を元手に独立。本質的な価値を見極め「1年以内に株価3倍以上になる小型株」へ集中投資するスタイルで、最大18倍、1銘柄だけで億超えのリターンを達成。その投資経験をベースに、経営者、上場企業役員、医師、弁護士、ビジネスパーソンなど、これまで1600人以上の個人投資家を指導し「勝てる投資家」を数多く輩出。現在は投資をしながら1年のうち半分は国内外を旅して自由を謳歌しつつ、次世代を担う投資家や事業の育成に力を入れている。
最新刊『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)では、儲かる株の見つけ方がドリル形式で身につく全68問が掲載されている。

構成/向井翔太

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