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JALとANAが独自の決済サービスをリリース、航空系のキャッシュレス決済はどこまで浸透するのか

2023.07.16

驚きの使い勝手

今回はタッチ決済のできるANA Payを使ってみた。

筆者はAndroid機種も持っているが、スマホを使ったタッチ決済は専らiPhone。というわけで、此度もiPhoneにANAマイレージクラブアプリをインストール。

ANA Payを使うにはANAマイレージクラブの会員になる必要があるのだが、その際に「デジタルカード」というものを発行してもらった。これはもちろん、即時発行である。そして発行直後、筆者のiPhone即ちApple Payと紐付けされる。

対応決済銘柄はVISAタッチとiD、そしてもちろんApple Pay。問題はチャージ元になる銀行口座だが、これはクレカでも構わない。というより、Apple Payと紐付けた瞬間から他のクレカとも連携できるようになる。まったく別のクレカから、Apple Payを経由してANA Payにチャージするという仕組みだ。

これ、なかなか使い勝手がいい!

筆者はauユーザーだが、その気になればauかんたん決済でau PAYにチャージして、そこからApplePayと紐付けしたプリペイドカードを経由してANA Payに……ということも可能。そしてANA PayはVisaタッチ対応だから、それに対応する海外のショップや公共交通機関でも利用することができる。

ANA利用者でなくとも使える決済手段

長年のANA利用者にとってこのANA Payが便利な決済手段になるのはもちろんだが、そうでない人にとっても「使える財布」になるのではないか?

現状、タッチ決済に対応していないクレカはまだまだあり、そもそも物理カードとしてのクレカを持ち歩くことに抵抗を感じる人もいる。

接触型クレカの非接触化、そしてモバイル化を実現する手段としてANA Payは有力な候補になり得るはずだ。そして、そんなライバルの背中をJALは凝視しながら巻き返しのタイミングを窺っている。

こうした光景は、新型コロナウイルスというものが現れる前の時代にはなかなか想像できなかった。

筆者は今でも覚えているが、2020年以前は「急なキャッシュレス化が情報格差を生み出す」「日本人は現金決済を第一に考えているため、新しいキャッシュレス決済サービスを増やすのはナンセンス」と公言している年配のジャーナリストが何人もいた。

人は予言者にはなれないが、だからといって大地に根付きつつある目を無理やり摘み取る必要もない。

新型コロナウイルスは我々の国にキャッシュレス決済システムを完全定着させ、そのおかげであらゆる部分が効率化した。今や地方都市でも、現金を一切持ち歩かずに何不自由ない生活を送ることができる。

時代はやはり、日を追う毎に便利になっているのだ。

【参考】
JAL Global WALLET
https://www.jal-globalwallet.com/

ANA
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/ana-pay/

取材・文/澤田真一

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