性的暴力や性的ハラスメントを受けた時、声を上げられない一番の理由は「人に知られたくないから」
全国の20代から50代の男女1,000人に「性的暴力や性的ハラスメントを受けた時、声をあげられると思うか」と質問したところ、「思う」と「思わない」の回答はほぼ同じ割合となったが、男女別に見ると女性は「思わない」と回答した人の割合が57.8%と、男性の44.6%と比較して10%以上も多い結果となった。
「性的暴力や性的ハラスメントを受けた時、声をあげられると思うか」の質問に「思わない」と回答した512人にその理由を複数回答で質問したところ、一番多かった回答は、「人に知られたくないから」で50.8%、次いで「仕事や周囲への影響を考えて」で42.4%となった。
男女別でみると、「人に知られたくないから」は女性の回答が58.5%と男性の40.8%と比較して高い結果となった。年代別では、30代に限っては「仕事や周囲への影響を考えて」と回答した人の割合が一番高く、51.6%となった。
「自身が性的暴力や性的ハラスメントを受けた場合、話や相談をしやすいか」を5つの選択肢の中から質問したところ、話(相談)しやすいと回答した人の割合が一番高かったのは「専門の相談窓口」で52.7%となった。反対に話(相談)しづらいと回答した人の割合が一番高かったのは、「周囲の関係者」で70.4%となった。
※ 本調査レポートの百分率表示は四捨五入の丸め計算を行っており、合計しても100%とならない場合がある。また複数回答可の設問があるため、合計100%を超える場合がある。
<調査概要>
調査名 :性的暴力に関する意識調査
調査対象:全国の20代から50代の男女1,000人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年6月1日~6月2日
出典元:BIGLOBE調べ
構成/こじへい