小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

Google Pay対応スマートウォッチ「TicWatch Pro 5」があぶり出すキャッシュレス決済の落とし穴

2023.07.07

日本ではどこまで使える?

スマートウォッチと紐付けできるクレカ及びデビットカードについては、別の機会に記事を書くことができればと考えている。

ともかくここでは、「スマートウォッチ×クレカの非接触型決済は日本では新しい仕組み」ということを念頭に置いていただきたい。何しろ、Wear OS版Google Payが日本で利用できるようになってからまだ1年も経っていないのだ。

その上、日本ではクレカのタッチ決済で乗車できる公共交通機関自体が少ない。首都圏の鉄道事業者では、江ノ島電鉄がクレカタッチ決済を導入してまだ間もないという状況だ。

江ノ島電鉄がクレカのタッチ決済に対応、インバウンド需要から生まれるキャッシュレス決済経済圏

江ノ島電鉄は4月15日からクレジットカードのタッチ決済に対応する。 ここ数年で日本でも急速に普及しているクレカのタッチ決済。従来のように端末内に挿入せずとも、認...

以上の理由から、他のメディアの『TicWatch Pro 5』に関するレビュー記事を見てもNFC決済の部分は極めて影が薄い。この部分の利便性を徹底検証しようと考えるなら、海外へ行かなければならないだろう。

しかし、そうした事情があるからこそ金融業界特にキャッシュレス決済分野に関わる者はこの『TicWatch Pro 5』を入手したほうがいい。

高給を取っているはずのメガバンクの重役及び役員は、何としてでもこのスマートウォッチを購入するべきではないか。

製品が見据える未来

決済デバイスとしての『TicWatch Pro 5』が日本で使いやすいものになるかどうかは、今の筆者には分かりかねる。それは製品のスペックの問題ではなく、銀行の問題だからだ。

だからこそ、『TicWatch Pro 5』は日本のキャッシュレス決済情勢の変化をリアルタイムで反映してくれるガジェットになっている。こんなに心躍る現在進行形のガジェットが、他にあるだろうか。

『TicWatch Pro 5』が100%のパフォーマンスを発揮できるようになった時、日本人と日本在住者の生活は数段上のレベルに達したと考えていいだろう。

【参考】
TicWatch Pro 5-Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/B0C5WYX4S3

取材・文/澤田真一

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。