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あなたが上司ならどう引き止める?本当に会社を辞めそうな部下の特徴

2023.07.19

長期にわたって雇用する「メンバーシップ型雇用」よりも、経験やスキルを重視する「ジョブ型雇用」が注目されるようになり、最近は転職が当たり前の時代となりました。しかし、どんどん優秀な部下が辞めていくというのは、上司の立場から考えると悩ましい状況ではありますよね。

上司としてはなんとかして引き止めたい。そこで今回は、辞めそうな部下の特徴や上司として取るべき行動について解説します。

会社を辞めそうな部下の特徴3

本当に辞めることを決意した人は、親しい人以外には辞めたいと伝えないまま辞めていくことが実は多いのです。しかし、辞めようと考えている人は共通した特徴があります。ここではその特徴をチェックしていきます。

 1.積極的な発言がなくなる

退職を考えている人は積極的に自分の意見を伝えることをしなくなります。会議などで積極的に発言をしなくなる理由は、当事者意識がないからです。すでに自分の仕事ではないと切り捨て、首をつっこむことで長期的な仕事を任される可能性を消去しています。

 2.仕事の評価を気にしなくなる

仕事の評価を気にしなくなるのも、辞めると決意した人の特徴の1つです。

仕事の評価とは給料に直結するものもありますが、他人から認められたいという承認欲求もあります。これを気にしなくなるというのは、他人に振り回されないことで一見良いことのようにも映ります。しかし、他人からの評価、褒められることなどは仕事のモチベーションにつながります。給料の査定に関係ない人物だとしても、自分がしてきた仕事をちゃんと見てくれていて、それを褒められると嬉しくなりませんか。そんな仕事のモチベーションを自ら拒否している状況は、もう誰になんと思われようと関係ないという心理が隠れています。

 3.周囲とコミュニケーションを取らなくなる

仕事の時間だけでなく、休憩時間などにも同僚と積極的にコミュニケーションを取らなくなることも、辞めることを決意している人のサインの可能性が高いです。

職場は仕事をする場ですが、1人だけで進められる仕事は少なく、チームとしてコミュニケーションはとても重要です。チームの一員として仕事をしていく気持ちがあるのであれば、1.でもお話しましたが、チームでの仕事に対しては当事者意識があるはずです。しかし、仕事を辞めることを決意した人には、当事者意識がなくなっているのですべて他人事になっているのです。

上司として退職する部下に取るべき行動

上記で紹介した特徴を持つ部下を見つけたときの行動と合わせて、部下から退職の意思を示された場合についてもここでは触れていきます。

部下から退職の意思を示された場合ですが、1つ付け加えたいのは、部下からの言葉に注目してみることです。注目してもらいたいのは下記の2つの違いです。

「辞めたいと思っている」
「辞めます」

残念ながら、「辞めます」と伝えられた場合は本人の意志が固まっている状態ですので、引き止めるのはほぼ無理と考えていいかもしれません。チャンスがあるとすれば、「辞めたいと思っている」です。

次に紹介していくのは、辞めそうな特徴がある、または退職の決意が固まっていない部下に対しての上司が取るべき行動となります。

1.意見をひとまずは聞く

最初に行うべきなのは、部下の意見を聞くことです。間違っても「今辞められたら困る」など、会社都合や自分の都合を押しつけないようにしましょう。まずは、部下の今の思いやキャリアプラン、価値観を聞いてください。そこで何が原因で辞めるのかを明確にしましょう。

そのときには、「話してくれてありがとう」などの言葉を足すといいでしょう。逆の立場で考えてみてください。上司に辞めたいと伝えるだけでも大変勇気がいることです。そして、その相手にあなたを選んで打ち明けてくれているのです。直属の上司であってもまったく信頼していない相手であれば、「辞めたいと思っている」という余地は残してくれません。

2.積極的なコミュニケーションを心がける

辞めそうな部下の特徴を見つける以前から部下とは積極的なコミュニケーションを取っていることが望ましいですが、部下から退職の意思を示された場合にもまだ間に合う可能性があります。

コミュニケーションが円滑にできている職場は、心理的安全性を高めます。心理的安全性とは、組織などの中で自身の考えや気持ちを安心して発言できる状態のことを指します。特徴で触れたように、辞める意思を持つ人は当事者意識が低くなり、自らコミュニケーションを避ける場合があります。それは仕事へのモチベーションを下げることにもつながります。そのモチベーションをこれ以上に下げないようには積極的なコミュニケーションを上司の立場から行うことが大切です。

また、「辞めたいと思っている」と伝えてきた部下の場合、「これで上司にも嫌われるかもしれない」という上司からの反応に怯えている可能性もあります。そんな心理的安全性が低い状態をできるだけなくすようにしてください。

コミュニケーションの方法としておすすめなのは、1.でも触れたように、話に割り込まずに聞くことです。話を遮られることに人は圧迫感を感じます。それが上司と部下という関係性であれば圧迫感はより強くなります。話を聞く姿勢を示すだけでもコミュニケーションは円滑に進みます。

文・構成/藤野綾子

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