越境取引エリアの拡大〜ユーザーは世界110か国以上に拡大
「メルカリ」では、2019年から越境販売を開始しており(※4)、グローバルの販路拡大にも注力している。
2013年は国内のみでのサービス展開だったが、現在越境EC事業者10社と連携(※5)、世界110か国以上の国・地域で「メルカリ」での買い物が可能になった。
2022年においては円安も追い風となり、「メルカリ」における海外利用者数が約1.4倍(※6)に増加。なかでも海外からの“推し活”需要を受け、J-POP・K-POPのアイドルやアニメ・漫画キャラクターのグッズといったエンタメ・ホビー関連商品の取引が活発だという。
※4:フリマアプリ「メルカリ」、100か国以上での越境販売を開始 〜代理購入サービスを通じ、海外のお客さまにも販売が可能に〜(2019年11月)https://about.mercari.com/press/news/articles/20191115_crossborder/
※5: 2023年6月時点
※6: 2021年11月と2022年11月時点の比較
フリマアプリ「メルカリ」10年のあゆみ
2013年のサービス開始から10年、メルカリはフリマアプリにとどまらない事業拡大をするなか、お客さまの生活意識や消費行動、さらには業界の垣根を超えて変化をもたらしてきた。
周辺業界においては、フリマアプリに出品する商品の配送やクリーニング、修理といった需要が増すことで、経済効果が年間最大752億円(※7)に上ることがわかっている。
ユーザーの意識、行動変容については、フリマアプリの台頭により「手元にあるモノや不要品を売る」習慣が定着。「捨てるより売る」という価値観が広がりを見せている。
さらに、「売ることを前提にモノを買う」といった消費スタイルが生まれ、新品の購入で迷ったときに「リセールバリューを確認する」といった考えが浸透するなど、中古品だけでなく、新品の購買行動にも変化が現れている。
※7:「フリマアプリ利用者における消費行動の変化」に関する実態・意識調査 (2018年7月)https://about.mercari.com/press/news/articles/20180731_consumersurvey/
関連情報
https://about.mercari.com
構成/清水眞希