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無理な我慢は挫折のもと!日本人トップフィジーカーが教えてくれた「食から人生を変える方法」

2023.06.18PR

無理な我慢は挫折のタネを生む

kanekinさん ラーメンが大好きで週に5回食べていた人が、痩せようと思い立ち「今日から、ごはんと焼いた肉とブロッコリーにする」と決意したとします。どれくらいもつかはわかりませんが、いずれメンタルが崩壊することは簡単に想像できるでしょう。

週5日を週2日にする。例えばこれだけでも、カラダは変わります。

もう少し頑張れると思ったら、カロリーに目を向けてラーメン以外の食事を整えたり、運動をプラスする。運動習慣が身についてきたら、マクロ栄養素に目を向けて食事を整える。

もっといいカラダになりたいと思ったタイミングでラーメンを卒業して、自宅で筋トレを始める。物足りなく感じたらジムに入会する。モチベーションを高めるために大会にエントリーする。あくまで一例ですが、カラダを変えるためにできることは、実は結構たくさんあることがわかるでしょう。

すべてをイッキに始めようとすると、無理な我慢が生じて挫折のタネを生みます。みます。今の自分に確実にできることから一つずつ始めて消化していくことがコツです。

自分の食に関するマインドセットの見直し

――なるほど!これまで、いろいろなダイエットを試してみましたが、どれもいまひとつでした。ここ数年で1番体重が減ったのが、コロナで2週間寝込んだ時で、結局食べないのが1番痩せるのだなあと、実感しているところです。

kanekinさん 「食」はカラダづくりで最も重要なポイントです。アーノルド・シュワルツェネッガー氏の「筋肉はキッチンでつくられる」という名言がありますが、いかに食べることが大切か、特に身体づくりを真剣に考えているプロは、(食の)重要性を実感していると思います。

とはいえ、「食」が大事であることは、みなさんすでによく知っているはずなのです。

でも、ちょっとここで立ち止まって考えてみてください。その「食」に関する情報はあなたにとって正しく、あなたに合ったものでしょうか?マスコミやネットなどで得た情報であって、見ず知らずの他人の見解ではありませんか?

いったんここで自分の食に関するマインドセットの見直しをしてみましょう。

ダイエットやボディメイクに関して、いろいろな人の見解を取り込み過ぎて、固くなった頭を柔軟にさせながら、あなた自身のライフスタイルに合った食生活に見直してみましょう。そのためには、あなたがなぜカラダを改造したいのか、ボディメイクの目的をもう一度きっちり認識して、意識の土台をつくることが大切です。

他人の情報ではなく自分に合った方法でなければならない理由はいくつかあります。

知識を行動に移して初めてゴールに近づくカラダづくり

kanekinさん ピザなんて絶対に食べちゃダメ、アイスはダイエットの大敵、と我慢ばかりしているといつか必ず爆発します。

無理なく自制ができるのであれば、問題ありません。でも、ほとんどの人ができると思った自制に、足をすくわれているのが実情です。 

食べてはダメなものを食べたから失敗するのではなく、食べ物を良い・悪いで分けて、本当は食べたいものを無理に我慢するから、失敗するのです。

だったら、はじめから食べたいものを食べることを前提に計画を立てておきましょう、という話です。

消費を上回らないカロリーの範疇であれば、週に1回のピザやアイスもOK。上回りそうであれば、運動をして消費を稼ぎます。有酸素運動はカラダづくりにおける貯金と考えてください。

もちろん、筋トレを始めるのもおすすめです。筋肉が成長すれば、それだけ代謝も上がってきますから、食べたいものを食べながらにしてカラダづくりが加速します。

カロリーの範疇、としている時点で食べる量には上限がつきものです。そこまで設定できれば、食べることへの罪悪感は不要。むしろ「私はこれを食べるために頑張ったんだ」と、プライドをもって食べましょう。

ちょっとしたことを積み重ねていくことを意識して、行動に移すこと。カラダづくりは知識を行動に移して初めてゴールに近づきます。

知識というアイテムを駆使して壁を乗り越えていくところに醍醐味が

kanekinさん 失敗とは、知識不足が引き起こす経験。知識をつければ、失敗は無くなるのです。

僕はもともと痩せ型の体質で、カラダづくりを始めた当初の体重は57㎏でした。

まるで中高生のような体格だったと記憶しています。それが、今では絞り切っても80㎏ですからね。だいぶ大きくなりました。

当時、とにかくカラダを大きくしたいと考えていた僕は、トレーニングにプラスして食べる量を増やすしかないと考えて、なんでも食べまくりました。お金もなかったですし、マクロ栄養素などの質は二の次で、ジャンクなものも含めてカロリーが摂れるものをただひたすらにたくさん食べていたのです。

20代前半と若く、代謝も今よりよかったので、結論としてはそれでもうまくいきました。

だけど、やっぱり無駄にしていた時間も多かったと思います。

もしもあの時、取り掛かる前にしっかりと知識をつけておけば……? と考えないこともありません。

カラダの変化の速さと質が、きっともっと違っただろうし、実際、食事に目を向け始めて以降、非常に効率的にここまでカラダを進化させることができたという自負もあるからです。それから自分なりに工夫して勉強して、食の知識をつけていきました。

安売りの鶏胸肉をまとめ買いして、ビタミン類の欠けはひとまず諦めて冷凍のブロッコリー、ほうれん草を活用。そこに卵などを組み合わせてバリエーションをつけながら、それまで以上に米をしっかり食べるようになりました。

いくら効率的だといっても、ずっと同じものばかりを食べ続けるというのは想像以上にメンタルがやられるもの。そのため鶏胸肉をときどき赤身肉やエビ・タコなどの魚介類に変えたり、炭水化物をパスタやオートミール、サツマイモやジャガイモに変えるなどの工夫を凝らしているうちに、もともと料理は好きでしたが、自炊力が高まっていきました。

知識というアイテムを駆使して、考えて、工夫をして、壁を乗り越えていくところに醍醐味がある、と身をもって感じます。

カロリー消費の概念をいったんリセット

――食の概念のリセットという意味では、この新刊書はとても参考になります。特に糖質ゼロの商品でも全くゼロではないとか、人工甘味料の中毒性。さらに、サラダは意外とドレッシングに糖質が多いなど、意外と盲点でした。

kanekinさん 多くの人がイメージするダイエットは、体重が右肩下がりの一直線で下がっていくイメージのようですが、実際は階段のように段階的に減っていくものです。

だから、一食や一日の取り組みの成果で一喜一憂する必要はありません。

でも、そうは言ってもカラダづくりは日々の積み重ねの結果です。うまくいかない日を続けていけば、うまくいかない仕上がりになります。

一食ごとに全力を尽くす意識は持ちながらも、達成率が70%ならば、そ70%をしっかり受け入れること。

何をどうしたら残りの30%をクリアできたのか、考えながら次のステージ(食事)に向かうこと。

このあたりを心がけて取り組んでいくと、心の擦り減りがなくなって続けやすくなります。つまり、カラダづくりという名のゲームを俄然クリアしやすくなるというわけです。

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