「MEGA地震予測」は多種多様な予測技術を結集させて地震を予知するサービス!
松本 5月22日に、御社が提供しております「MEGA地震予測」2023年5月10日号における、中部地方で6月7日までにM5.5±0.5の地震発生予測が新島・神津島近海を震源とする最大震度5弱の地震の発生により見事的中したとの報告をプレスリリースにて拝見しました。
これを機に「MEGA地震予測」というサービスの認知度もますます高まったと思います。
そこでまず、今回の地震予報的中をきっかけにこのサービスを知ったという方に向けて、なぜ「MEGA地震予測」のピンポイント予測が前述のように的中する事例が発生するのか。
そもそもピンポイント予測とはどういった仕組みで地震を計測できるものなのか。
この二点について、ご教示いただけますでしょうか?
橘田代表 弊社は10年前の2013年2月から「MEGA地震予測」の配信事業を行って参りました。
当初は村井俊治東京大学名誉教授が開発した国土地理院の電子基準点(全国に1300点ある)データを利用して解析する方法のみで地震を予測しておりました。このデータはGPSなどの測位衛星の電波を受信して位置情報を分析することから地殻のひずみを捉えて地震予測するものです。
しかし、この方法は中期的(3~6か月程度)な地震予測には適しているものの、短期予測するには予測期間に一定の誤差がありその時間的精度を向上させる課題がありました。
我々はそれを克服するために特許技術5件を含む新たな地震予測方法を開発しました。
その方法とは以下の7つになります。
●衛星の搬送波の遅延を解析
●異常な電磁波を気温計から解析
●インフラサウンドの擾乱を検知
●地磁気の擾乱を観測
●衛星画像を解析
●ミニプレートの変化を解析
●超長波(1Hz~40Hz)の異常を解析
そして、世界で最も優れた研究機関と称される中国科学院で博士号を取得し准教授として地震予測の研究をしていた(その後地元の南陽師範大学にて教授)郭広猛先生を2020年に当社の主席研究員に招き入れました(現在弊社CTO最高技術責任者)。
郭博士は、もともと災害リモートセンシングの研究者で中国の山火事の予測の研究をしていました。山火事の起きる前にはある物質が地中から現れる事を発見し、その研究の副産物として地震の前にも特定の現象が現れることを突き止めました。
その方法を弊社でも取り入れ、更にブラッシュアップし、また、前述のようにイノベーションを繰り返すことで確度の高い地震予測方法を確立したのです。
その結果「MEGA地震予測」にて、「ピンポイント予測」と称する短期予測を2021年7月から掲載することが可能になっています。
2022年の実績としては21件発出して15件的中させました。
的中率は71.4%となります。
「ピンポイント予測」は当社で開発した複数の予測方法を組み合わせた技術の結晶なのです。