【AJの読み】メタバース神社を体験すると現実の鳥飼八幡宮にも行きたくなる!
鳥飼八幡宮メタバース神社は無料でアクセスでき、iPhone、iPad などの iOS 機器、 Android 機器で使用可能。アクセス先はこちら。
メタバースアプリ「ZEPETO(ゼペット)」を使用しており、山内宮司自らZEPETOを選択したとのこと。デジタルサービスに造詣が深い山内宮司が「未来の神社の在り方」を模索する中で生まれたのがメタバース神社だ。
「鳥飼八幡宮はこの15年間、様々な取り組みをしてきて参拝者は増えてきており、現実の鳥飼八幡宮への参拝は年間30万人ほど。メタバースは未知数ですが30万人を超える方々に参拝いただければと思っています。先取的な取り組みをすることで、年々減少している神社の新しいモデルケースとして参考にしていただき、追随してもらえればという思いで進めています。
今後は外国語の表記や、メタバース神社でイベントを開催し交流の場にすることも検討しています。さらにトークンやNFTなども取り入れ、神社だけでなく仮想空間の街を作って新しい交流の場を生みだすという構想も考えています」(山内宮司)
鳥飼八幡宮メタバース神社は実際の鳥飼八幡宮を忠実に再現しており、メタバース神社を参拝して、境内の隅々まで探訪すると、実際の鳥飼八幡宮を参拝して仮想空間と比べてみたくなること間違いなし。
ただし、メタバース神社ではお賽銭を納めるアクションはできるが、実際に金銭のやり取りは発生しないのであくまで「気持ち」を納めるだけ。鳥飼八幡宮の公式サイトではオンライン授与所を設けており、御朱印や御札、御守などを求めることができるが、将来的には御守や御朱印などの授与を仮想空間でもできるように構築したいという。
鳥飼八幡宮メタバース神社が今後もアップデートを続けていけば、現実世界の参拝とまったく同じ体験ができる、未来に向けた新しい神社の形となるかもしれない。
画像提供/EY Japan
文/阿部純子