DIME MAGAZINE
NTTドコモ モバイル社会研究所では、2023年2月にAI（人工知能）サービスの期待と不安について調査を実施。先日、回答結果をグラフにまとめて発表した。
昨年よりも期待が増えた「コミュニケーション」におけるAI利用
「ChatGPT」や「Bard」などが社会的にも話題になっており、「コミュニケーション（対話アプリ、コミュニケーションロボット、自動翻訳など）」でのAIの期待と不安について調査したところ、2022年には「期待が大きい」「どちらかといえば期待が大きい」で43.1％だったが、2023年調査では51.5％に伸長している（図１）。
図１. 2022年と2023年の比較「コミュニケーション」のAIへの期待と不安（全体）
学生の6割超が「コミュニケーション」におけるAIに期待
続けて職業別で「コミュニケーション」でのAIへの期待と不安について調査したところ、学生が「期待が大きい」「どちらかといえば期待が大きい」で61.6％と最も高い数値を示した。
次いで「事務系・技術系従事者」52.9％、「役員・管理職・自由業」52.6%、「専業主婦・主夫」51.6％が「コミュニケーション」でのAIに期待をしていることがわかった（図２）。
また2022年に調査した時には学生の「期待が大きい」「どちらかといえば期待が大きい」で54.5％であったが、今年2023年調査では61.6％まで上昇（図３）。学生の「コミュニケーション」でのAIの期待が高いことが推察できる。
図2. 職業別「コミュニケーション」でのAIへの期待と不安
図3. 2022年と2023年の比較「コミュニケーション」でのAIへの期待と不安（学生）
10～20代の約6割が対話型の「コミュニケーション」AIに期待
さらに年代別に「コミュニケーション」でのAIの期待と不安について調査したところ、10代が「期待が大きい」「どちらかといえば期待が大きい」が60.5%と最も高くなった。次いで20代が56％と、若年層での期待の高さを示す結果となった。
どの世代でも約半数は期待が大きいと回答していたが、30代～70代は「わからない」と回答す人も約3割いた。
図4. 性年代別「コミュニケーション」でのAIへの期待と不安
調査概要
テーマ／2023年次世代ライフスタイル調査
調査方法／Web
調査対象／全国・15～79歳男女
有効回答数／6151
サンプリング／QUOTA SAMPLING、性別・年齢（5歳刻み）・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付
調査時期／2023年2月
関連情報
https://www.moba-ken.jp/project/lifestyle/20230529.html
構成／清水眞希
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構成／DIME編集部
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