ソニービズネットワークスは、全国の会社員や経営者・役員1,000名を対象に「AI導入状況調査」を実施。回答結果をグラフにまとめて発表した。
ビジネスパーソンの「Chat GPT」認知度は約8割、業務への導入も進む
今話題となっている「Chat GPT」について20代以上のビジネスパーソンに聞いたところ、半数以上(59.1%)が知っていると回答。内容は知らないまでも聞いたことがあるという人も含めると、認知度は約8割(78.9%)に達した。
また、AI導入済み企業の内5社に1社が「ChatGPT」を現在利用していると回答しており、今後もますます導入が進むと予想される(図1)。
Q1:あなたは、「ChatGPT」を知っていますか。(n=1,000)図1
実際にAIを活用する中で「業務効率化」や「未解決課題の解決」といったメリットを実感
「Chat GPT」により盛り上がりを見せているAIだが、実際の使用経験有無によりAIへのイメージに差があると判明。
「積極的なAI導入(図2)」について、導入済みの企業で働く人の67.2%が積極的に導入すべきであると考えている一方、未導入企業の勤務者でAI導入を推奨する人は半数にも及ばなかった。
また、「AI導入により業務効率化するか(図3)」や「AI導入により未解決課題は解決するか(図4)」という質問に対し、AI導入済みの企業に勤める人とAI未導入企業に勤める人では、「そう思う」と回答する割合にいずれも10ポイント近く差がある。
実際にAIを活用することで、AI導入のメリットを実感できるようだ。
Q2:企業はAI活用を積極的に進めた方が良いと思いますか。(各n=500)図2
Q3:企業のAI導入に対して、業務効率化につながると思いますか。(各n=500)図3
Q4:AIの導入により、未解決課題が解決できると思いますか。(各n=500)図4
AI未導入企業は「人材不足」の観点から導入に踏み出せていない
一方で、AI未導入の企業はAI導入に積極的ではなく、「現段階では検討していない」と回答している企業が約6割(59.8%)に(図5)。
AIが導入されていない主な要因としては、AIをリードできる人材がいない(31.5%)や知見のある人材がいない(28.6%)という点が挙げられ、2023年はAIが話題になっているものの、2022年から変わらず「人材不足」が課題であることが推察できる(表1・表2)。
Q5:あなたの会社では、AI導入を検討していますか。(n=500)図5
Q6:あなたの会社でAIが導入されていない要因として当てはまるものは何ですか。(n=500)
AI導入にかけている金額に、中小企業(300人未満規模)と大企業(300人以上規模)で格差
2022年の同調査で明らかになった会社規模による「AI格差」(図7)は、2023年にも引き続き見られた。
300人未満規模の企業では、6割以上の企業が300万円までしかAI導入に予算を割けないのに対し、300人以上規模の企業では、約半数の企業が300万円以上予算を割くことができているという結果となった(図8)。
全体的にAIに対する年間予算は下がっているものの、「AI格差」の改善には至っていないことがわかる。
Q7:あなたの会社でAI導入にかけている年間予算はどれくらいですか。(n=500)
調査概要
調査名/AI導入状況調査
調査方法/インターネット調査
調査対象者/会社員として働く20代以上の男女
調査期間/2023/03/10~2023/03/22
調査機関/ソニービズネットワークス株式会社
サンプル数/1000(AI導入済み:500/AI未導入:500)
構成/清水眞希
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構成/DIME編集部