【時間・お金・心】3つの余裕を作るコツを10分ほどで学べる「いれぶん」さんによるVoicyの人気番組「いれぶんラジオ〜3つの余裕を作るコツ〜」。今回はこちらの配信の中からDIME編集部がセレクトした注目コンテンツを記事としてお届けします。ぜひVoicyの放送と合わせてご覧ください!
※この記事はVoicyで配信したされた「この3つだけ。びっくりするくらい仕事が速くなる(2023年4月24日)」を文字起こしのうえ、再構成したものになります。
びっくりするくらい仕事が速くなる3つの秘訣
今日は、仕事が早い人の特徴を3つ、皆さんにお話したいと思います。
私の考えるこの三つを意識して仕事をやれるようになると本当に仕事が爆速になって、残業や休日出勤、時間外労働をしなくても間に合うようになります。これは実体験からも確実に効果のある三つです。
一つ目は「仕事が減らせる」人
では早速一つ目、「仕事が減らせる」人ですね。
仕事が減らせる人は仕事が早い。それはそうですよね。仕事が少なくなるわけですから、終わるのも早くなります。
仕事を減らすポイントは大きく二つありまして、一つは「任せる」ことです。自分以外の人にやってもらうということです。自分よりも得意な人、自分よりも早く終わらせることができる人にやってもらう。逆に自分がその人の何かをやってあげる。適材適所ですね。得意なことをやるのが一番効率いいので仕事を任せる。特に忙しいのは中間管理職の人で、役職がついてマネジメントなどをしないといけなくなってくると、まだ自分がプレーヤーとしてやらないといけない仕事もありますので、そういった人は「任せる」ことができないと仕事が増える一方です。
もう一つは「やらない」ことです。やらない仕事を増やすということです。一見、やらないといけないと感じがちな仕事でも、よく考えてみるとやらなくてもいいケースはよくあります。やらないさじ加減を決めて、絶対にやらないといけないことだけをやればいいわけです。絶対にやらないといけないことだけやるのをデフォルトにして、そこからプラスアルファ、自分ができる範囲で無理がない程度に、余裕を持ってできる範囲内でやればいいという考え方です。
これは「任せる」と「やらない」両方に共通することなのですが、考えないと「任せる」ことも「やらない」ことを決めることもできません。「考える」ことは結構ストレスと労力がかかります。ちょっと頑張らないといけない。
でもそうしないと仕事が減らないので、仕事が遅いとか残業ばっかりというパターンに入ってきます。考えて任せられる仕事、やらない仕事を一つでも多く探していく。これがすごく大切です。
二つ目は「時間の意識が先にある」人
私たちは現在の時間軸を生きています。今目の前にある現在の仕事が過去にやるべきだったことのやり直しなどで遅れてしまうと、そこから抜け出すことは非常に難しいですよね。そもそも間に合ってない状態なのでずっと焦り続けて心の余裕なんてない状態。そんなときに良いパフォーマンスができる人なんていませんよね。追い詰められると、スポーツであってもビジネスであっても、上手にできる人はほぼいないです。
一流の人は余裕を持っています。時間軸でいうと未来ですね。私の場合は3ヶ月先、半年先ぐらいまで考えて仕事の予定を組むようにしたんです。結局時間がないと、先ほどの一つ目なのですが、「任せられる」仕事って減るんです。
今日中にやらないといけないことを誰かに任せるのは基本的に無理ですよね。その人だって今日やらないといけないことがあるわけですから。でも1ヶ月後までにやらないといけない仕事で、自分じゃなくてもできること、ちょっと教えればできることであれば、1ヶ月後までにこれやってねと、教える時間もあるときにお互いに時間をとってやりましょうというふうにできます。
だから時間の意識が先にあれば任せられることが増えるということです。さらに言うと、この先やらないことを探すのも、時間の余裕があれば冷静にじっくり考えることができます。先のことがやれている時点で心の余裕が生まれ、脳の回転も早くなって、仕事が早くなるのです。
一旦、私のよく言う“瞬間最大風速”を高めて、一気に先までコマを進めるときだけは少し頑張らないといけない。でも時間の意識が先に行ってしまえば、そこからは結構楽な状態をずっとキープできます。
三つ目は「やり直しがない」人
そして最後三つ目ですけども、「やり直しがない」人は仕事が早いです。
もう少し具体的に言うと、思い出す必要がない。やり直すっていうのはそもそも二度手間、三度手間になります。思い出す時間はとても無駄ですよね。あとは探し物をする時間もめちゃくちゃ無駄ですよね。
仕事が遅い人って常に何かを探しているんですよ。自分の記憶を探しているんです。だからこそよく言われるのは“すぐやるのが一番早い”ですね。すぐやれることはすぐにやってしまった方がいいんです。今すぐやれるのにやらずに他のことをやると、もう1回やろうと思ったときに、まず思い出す作業が必要になってくるわけです。それはもう完全に無駄な時間で、積み重なってくるとすごくたくさんの時間が必要になってきます。
探し物というのは、例えばハサミやホチキスを使いたいときにいつも同じ場所に置いてあれば探す必要がないから瞬時に使えるわけなのですが、置く場所が決まってないといちいち探さないといけない。それが例えば10秒であっても毎日費やしていくと、とても大きな時間になっていくわけです。探し物をゼロにする、だからもう配置を全部決めてしまうとか。例えばメモ書きする場所が複数ある人はメモした場所がどこにあるのかを探すのに時間かかりますよね。これは駄目ですよ。だから私はノートとか手帳はもう1冊だけに統一して、メモはここにしか書かないと決めてからだいぶ仕事が早くなったのです。
やり直しをなくす。探す時間をなくす。思い出す時間をなくす。そしてそもそも“急がば回れ”で1個1個ちゃんと丁寧にやってやり直しをゼロにする。やり直しは完全にロスですので、これをなくせばかなり仕事が早くなります。
今日の話をまとめます。まず「仕事を減らす」、仕事を減らすために「任せる」「やらない」ことを考える時間を取ること。二つ目に「時間の意識を先に持っていく」こと。前倒しでどんどんやることで心の余裕を作って脳の回転を速くする。最後に「やり直しをなくす」。無駄なことをなくしていく、探す時間や思い出す時間、やり直す時間を0にする。
この三つをやるとめちゃめちゃ仕事が早くなりますので、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
いれぶん
1977年生まれ。名古屋の大学を卒業後、ベンチャー企業に入社。毎週80時間労働と休日なしの生活を続けたところ、30代で年収8桁に到達。43歳で株式投資700万円の損失や大幅な降格・減給など人生のどん底を迎える。そこからTwitterを始め、たった2年でフォロワー7万人を超え、副業を含めた年収3.5倍に。わずか2年でサイドFIREを達成。現在はこれまでの人生で積み上げた知見をSNSやコミュニティを通して配信すると共に【時間・お金、心】3つの余裕を手に入れるオンラインコミュニティ「いれぶん塾」を運営。著書に、中田敦彦のYouTube大学に取り上げられ、1万1000部を突破した『40代から手に入れる「最高の生き方」』がある。
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