衣類をふんわりさせたり、いい香りにする柔軟剤ですが、入れるタイミングや使い方を間違うと、効果が発揮できなくなるかもしれません。そこで、柔軟剤の正しい入れ方やタイミングを一緒にチェックしましょう。
目次
洗剤と柔軟剤を一緒に投入するのは間違えた使い方
洗剤と柔軟剤を一緒に洗濯槽へ投入してしまうと、両者が混ざり合ってお互いの効果を打ち消してしまいます。なので、一緒に入れずに、洗剤は洗剤自動投入口、柔軟剤は柔軟剤自動投入口へと入れましょう。
洗濯機や手洗いで柔軟剤はどのタイミングで入れる?
全自動洗濯機の場合は、投入口がありますが、一体どのタイミングで自動的に投入されているのでしょうか。また、手洗いの場合は、どのタイミングで投入すべきなのでしょうか。全自動洗濯機、二槽式洗濯機、手洗いの場合の、それぞれご説明します。
全自動洗濯機はどのタイミングで柔軟剤が投入される?
全自動洗濯機では投入口へ入れることで自動的に投入されます。柔軟剤の効果を発揮するためにも、洗濯物の量もチェックしましょう。
[1]洗濯物を洗濯機の中へ入れます。洗濯物を入れる目安は、洗濯槽の容量の7~8割を上限とします。入れすぎると、洗濯物の動きが悪くなってしまい、汚れが落ちにくくなったり、柔軟剤がムラづきしたりすることがあるので注意です。
[2]洗濯機の電源を入れてスタートボタンを押します。
[3]洗濯物の量や水の量に合わせて、洗剤を〝洗剤自動投入口〟に入れます。
[4]柔軟剤を〝柔軟剤自動投入口〟に入れます。使用量は、商品裏面にある使用量の目安に従って入れましょう。ちなみに柔軟剤は、〝最後のすすぎ〟の時に自動的に洗濯槽へと投入されます。
二槽式洗濯機はどのタイミングで柔軟剤を入れる?
二槽式洗濯機は、自動投入口がないのが一般的とされているので、自分で柔軟剤を投入します。
[1]洗いの後、すすぎ2回目の水に、柔軟剤を入れてから衣類を入れます。
[2]洗濯機を2~3分回し、そのあと脱水します。
手洗いの時はどのタイミングで柔軟剤を入れる?
[1]洗いの後、すすぎ2回目の洗い桶の水に柔軟剤を入れ、衣類をしずめます。柔軟剤の使用量は裏面表示にしたがいます。
[2]衣類を約3分軽く押します。
[3]軽く脱水します。
【参考】ライオン(株)生活情報サイト「Lidea」 「柔軟剤」の正しい使い方とは?柔軟剤の効果や上手に使うコツを紹介
すすぎ1回の洗剤でも柔軟剤は同じタイミングで使っても大丈夫?
「すすぎ1回でOK」と表示されている洗剤は、すすぎを1回しかしなくても繊維に洗浄成分が残りにくく作られています。なので、すすぎ1回の洗剤でも、柔軟剤は問題なく使用でき、すすぎ2回の洗剤と柔軟剤を使った時でも、同じような仕上がりに期待できます。
柔軟剤の香りを感じなくなってきたのはなぜ?
同じ香りをずっと嗅いでいると、次第に慣れてしまって香りを感じなくなることも。柔軟剤の量を増やしすぎると、他の人にとっては香りが強くなりすぎたり、衣類の吸水性が低下してしまいます。
このようなことを防ぐためにも、〝使用量の目安〟を参考にして、香りの強さや吸水性を考えて使うようにしましょう。
柔軟剤の香りをより強く残せる洗い方
衣類にイヤなニオイが残っていると、柔軟剤本来の良い香りが残りにくくなります。なので、衣類にイヤなニオイが残っていると感じたら、濃い目の洗剤液でつけ置きをし、しっかり落としましょう。イヤなニオイを強く感じたら、つけ置きの時、除菌・抗菌効果がある液体酸素系漂白剤を併用するのもおすすめ。
洗濯の脱水後に、洗濯物を湿ったまま長時間放置することで、菌が増殖してイヤなニオイが発生する原因になります。なので、脱水後はすぐに取り出して干すように気をつけましょう。
【参考】ライオン(株)生活情報サイト「Lidea 」 その「柔軟剤」の使い方、正しい?間違い?みんなの疑問Q&A
※データは2023年4月上旬時点での編集部調べ。
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文/山田ナナ