相手を尊重するのが得意な人は「結婚相談所」コミュ力が強い人は「婚活パーティー」向き
恋愛交際を望む人たちのなかで、マッチングアプリ、友人・知人の紹介、結婚相談所、婚活パーティー、合コン、街コンなど、さまざまなきっかけを通して自律的に出会いを求める人が増えている。
ただ、どのきっかけ(ツール)にもメリット・デメリットがあるため、恋活・婚活が実を結ぶには、各ツールの特徴を理解し、自身の性格や置かれた環境などを考慮して適切なツールを選択することが大切だ。
実際、各ツールを利用して恋愛交際の相手、もしくは結婚相手と自律的に出会えた人たちは、どんな性格で、どんな環境に置かれていたのだろうか。
タメニーが運営する結婚相談所「パートナーエージェント」は、愛知淑徳大学グローバル・コミュニケーション学部友池梨紗助教と共同で、恋愛交際/結婚相手と自律的に出会った20〜44歳の男女133人に対して、「自律的な出会いのきっかけ(ツール)」に関するアンケート調査を実施したので、注目のポイントをピックアップしてお伝えしよう。
婚活を始めて53.2%が3カ月以内に交際/結婚相手とマッチング。62.1%が出会って3カ月で交際へ
まず、どんなきっかけ(ツール)を通して現在の交際/結婚相手と出会ったか、利用開始から相手と出会う(マッチする)まで、出会って(マッチして)から交際に発展するまで、それぞれどのくらいの期間がかかったか聞いた。
Q. 現在の交際/結婚相手と出会う(マッチする)までに、どのくらいの期間がかかりましたか?(n=124)※必須回答
「マッチングアプリ」、「友人・知人の紹介」、「結婚相談所」、「婚活パーティー」という主要な出会いのきっかけ(ツール)別に回答を集計した結果と、それらに「街コン」や「合コン」などで出会った人の回答を加えた全体の割合をまとめたのが次のグラフだ。
恋活・婚活を開始してから3カ月以内に、回答者全体の53.2%が現在の交際/結婚相手と出会っていた。6カ月未満まで含めると、73.4%に達している。
きっかけ(ツール)別に見ると、3カ月以内に出会っていた割合は、「マッチングアプリ」(58.2%)、「友人・知人の紹介」(50.0%)、「結婚相談所」(38.5%)、「婚活パーティー」(33.3%)の順に高くなっていた。
Q. あなたが現在の恋愛交際相手、もしくは結婚相手と出会って(マッチして)から交際(お付き合い)に至るまで、どのくらいの期間がかかりましたか?(n=124)※必須回答
続いて、現在の交際/結婚相手と出会ってから、交際(お付き合い)に至るまでにかかった期間を集計した。
回答者全体の62.1%が出会ってから3ヶ月以内に、85.5%が半年以内に現在の交際/結婚相手と交際に至っている。
ツール別に見ると、「結婚相談所」経由で出会った人の内、30.8%が1カ月以内に交際スタートしていた。「友人・知人の紹介」では、交際に発展するまでに比較的時間がかかっているようだが、それでもおおよそ2人に1人が3カ月以内に交際を始めている。
Q. 「出会ったきっかけ(ツール)」の利用を始めてから、現在の交際/結婚相手と交際(お付き合い)に至るまで、何人と実際に会って話す機会がありましたか?(n=120)※必須回答
現在の交際/結婚相手と出会うまでには、どのくらいの相手と実際に会って話す機会があったのだろうか。
マッチングして実際に会った人数が3人になるまでに、回答者の50.8%が現在の交際/結婚相手とめぐり会っており、5人までに範囲を広げると75.8%が該当した。
ツール別に見ていくと、「友人・知人の紹介」では「1人」(37.5%)と「2人」(29.2%)の割合が高く、計66.7%が2人目までに現在の相手と出会えたという結果に。
一方、「結婚相談所」では実際に出会ったのが「11人以上」が30.8%となっており、中央値は7人であった。より多くの人と実際に会って話した上で、現在の交際/結婚相手を選んでいるようだ。