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クーデター勃発!?社員500名以上が一斉退職、退職金が払われた人と払われなかった人の違い

2023.05.20

こんにちは。

弁護士の林 孝匡です。

宇宙イチ分かりやすい法律解説を目指しています。

退職した人が会社に退職金を請求しました。しかし会社はブチギレており退職金を払わず。舞台は法廷へ(原告9名)

〜 結果 〜

裁判所
「6人には払わなくてOK」
「でも3人には払いなさい」

不義理レベルで結論が変わりました。以下、分かりやすくお届けします(日音退職金事件:東京地裁 H18.1.25)

※ 判決の本質を損なわないよう一部フランクな会話に変換してます

登場人物

▼ 会社

・カラオケ設備の販売レンタルなどを行う会社

▼ Xさんら9名

・退職した人たち

どんな事件か

▼ 反逆か?

会社からしたら「謀反じゃー!」みたいな事件です。

まず、関連会社の従業員が大量に退職。その数、500人以上

それに引き続いてXさんたちも退職

関連会社の取締役が設立した新会社に入社

この取締役、何者!

▼退職金を請求

Xさんら9名
「退職金を払ってください」

 A 約163万円
 B 約417万円
 C 約417万円
 D 約178万円
 E 約109万円
 F 約25万円
 G 約63万円
 H 約108万円
 I  約53万円 

会社
「無理です」
「まず上の6名!あなたたち懲戒解雇されたでしょ。懲戒解雇=退職金不支給条項にあたります」
「そして下の3名!懲戒解雇事由があるし業務引き継ぎしてないでしょ」

会社には「こんなときは退職金を払わないから」という規定がありました。


退職金規程 第6条 
・懲戒解雇されたとき
・業務の完全なる引き継ぎをなさずして退職をしたとき
 (不支給または減額することがある)


Xさんたちは退職金を求めて提訴。

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