新生活に不安はつきもの。新年度の始まりとともに社会人生活をスタートしたフレッシュマンたちもまた、様々な心配事を抱えていることだろう。
千寿製薬はこのほど、「新生活におけるコミュニケーションの意識や実態」をテーマにアンケート調査を実施。この春社会人となった2023年卒の新社会人と他世代との比較・考察を行い、その結果を発表した。
なお本調査は、2022年12月9日~12月11日に実施された。
新生活は「期待より不安が大きい」!コロナ禍により、その不安はより高い傾向に
社会人になる・仕事を始めることに対する「期待」と「不安」をどの程度感じるか、「0(全く感じない)〜10(非常に感じる)」の11段階で回答してもらった。
その結果、どの世代でも期待より不安のほうが大きくなっている。23年4月に社会人になる人(コロナ禍後入社予定)、20年4月以降に社会人になった人、かつ社会人歴3年未満(コロナ禍入社)と、20年4月以前に社会人になった人、かつ社会人歴3年以上(コロナ禍前入社)を比較したところ、コロナ禍入社以降の人の方がより不安が大きい傾向が見られた[図1]。
コロナ禍により、直接対面するよりオンラインでのコミュニケーションが増えたことが影響しているのではないだろうか。
新社会人の不安要素は、人間関係やコミュニケーション
図1で「不安を感じる(不安な気持ちについて1~10のいずれかを選択)」と答えた23年4月に社会人になる人(新社会人)197人に不安を感じる内容を確認した。
すると、「新たな人間関係を構築すること」(55.3%)、「上司とのコミュニケーション」(54.3%)といった人間関係やコミュニケーションに関する不安が強く、次いで「仕事が自分に合っているか」(53.8%)、「仕事を覚えられるか」(52.3%)などといった仕事に関する不安が挙げられた[図2]。