暮らしにちょっとした刺激を与えてくれる楽しいクルマ
プジョー『リフター ロング』
エンジンルーム
1.5Lのディーゼルターボは2500回転から唸り音が高まるが、振動はアイドリング時でも小さく4200回転まで回る。実走燃費は17km/Lぐらい。
運転席と各種装備
ハンドルの上からメーターを確認する室内設計。センターコンソールが大きく後ろに伸びており、助手席に移動するのは不可能。
シートスペース
ドアの下縁にあるボディーの張り出しが意外と目障り。どのシートもサイズは大きめでゆったりしている。頭上スペースも広い。
ラゲージスペース
3列目の後方にも荷室のスペースがある。またリアゲートから3列目に出入り可能。前席の頭上には収納スペースがある。ゲートはやや重め。
【 ココがポイント!】FF車なのに4WD車のように制御できる技術を搭載
センターコンソールにある大きめのダイヤルは8速AT(P/R/N/D)で下にはマニュアルモードボタンがある。左上のダイヤルは4WD車のように制御できるグリップコントロール機能。
【 ココがポイント!】狭いスペースでも荷物の積み下ろしができるガラスハッチ
リアゲートは大きく水平に開くので雨の日は雨よけとして機能する。また写真のようにウインドウ部分だけを開けることができる。ゲートの開閉防止対策も完璧だ。
ルノー『カングー』
エンジンルーム
4気筒ディーゼルエンジンはSOHC。ガラガラ音がやや気になるが1500回転からトルクがあり上昇も速い。1.3Lのガソリンターボも選べる。
運転席と各種装備
コンパクトに集約されたメーター類。中央のナビ画面も前方視界の妨げにはならないが、Aピラーの根元部分が大きく、死角が生まれる。
シートスペース
インパネシフトなのでサイドスルーも可。2列目は3人掛けで、背もたれは別々に動くが、6対4の可倒式。スライドダウンにも対応している。
ラゲージスペース
2列シートなのでラゲージは標準状態でも広い。ドアを閉めると運転席からのミラー中央部分にドアの支柱が映り死角となってしまう。
【 ココがポイント!】走行モードはノーマル/エコ/ベルフォの3種類
1.5Lディーゼルターボ+8速ATは、トルクフルな走りでパワー不足を全く感じさせない。ちなみに0→100km/hの加速は12秒台で遅くはない。ガソリンエンジンも選べる。
【 ココがポイント!】2段階で開くバックドアは狭い場所でも開閉が容易
両開きのリアゲートは左右とも90度開くが、ロックを外すと180度近くまで開く。これはフォークリフトで荷物を入れる時、ギリギリまで荷室に近づけるようにしているため。