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訪日外国人が最も美味しいと感じた日本の料理、1位はダントツで寿司、では2位は?

2023.05.16

訪日外国人にとって、日本の食は滞在時の大きな楽しみの一つであるはず。では、彼らはどんな日本食を好み、また、どんな食材に“日本らしさ”を感じるのだろうか?

農林中央金庫では、2004年2月発表の「『世代をつなぐ食』その実態と意識」と題した調査より、毎年継続して食に関する調査を実施している。

本年はこれまでと少し趣向を変えて、この10年以内に日本に滞在したことのある世界5カ国の外国人を対象に、日本の“食”に対する意識と実態を調査した。

調査対象は、アメリカ、イギリス、フランス、中国、韓国の男女1200人で、調査期間は2023年3月20日~3月27日。

日本に滞在したときの“食”の印象

滞在時に食べた日本の料理は、「寿司」(68.3%)が突出して多く、唯一半数を超えている。以下、「天ぷら(47.2%)、「ステーキ・焼肉」(46.9%)、「ラーメン」(46.3%)、「うどん・そば」(45.8%)などの順となっている。

国別にみると、ほとんどの項目で《フランス》が高い割合で、《中国》では総じて低い割合だ。ちなみに、この後の多くの設問でも、この2国は同様の傾向を示している。

滞在時に初めて食べた日本の料理も、やはり「寿司」(26.5%)が最多で、以下「すき焼き」(19.7%)、「天ぷら」(19.6%)、「鍋料理(しゃぶしゃぶ、水炊き、あんこう鍋、ちゃんこなど)」(19.3%)、「ステーキ・焼肉」(18.0%)などの順だった。

「滞在時に食べた日本の料理」と比べ、「すき焼き」「鍋料理(しゃぶしゃぶ、水炊き、あんこう鍋、ちゃんこなど)」が上位にあげられている。国別では、やはり《フランス》で高い割合となっている。

最もおいしかった日本の料理も、やはり「寿司」(19.4%)が最も多くなっている。以下は「ステーキ・焼肉」(9.2%)、「すき焼き」(8.0%)、「うなぎ・うな重」(7.4%)、「天ぷら」(6.9%)などの順となっている。

国別でも、やはり「寿司」が最も高い国が多くなっているが、《中国》は「寿司」(7.0%)はやや少なく、最も多いのは「うなぎ・うな重」(11.7%)となっている。

日本に滞在したとき、どこで食事をしたり食材を買ったりした?

日本に滞在したとき、どこで食事をしたり食材を買ったりしたかをみると、「レストラン」(74.4%)をほぼ4人に3人があげて最も多くなっている。以下、「ホテルのレストラン」(43.3%)、「屋台」(42.9%)、「旅館のレストラン」(33.7%)などがあげられている。

「コンビニエンスストア」(39.7%)、「スーパーマーケット」(35.3%)、「ショッピングモール」(27.6%)、「デパートの地下」(24.8%)、「観光地のお土産屋」(21.4%)などで食材
を購入する外国人も多いようだ。

国別にみると、いずれも「レストラン」が最も多いのだが、特に《フランス》(89.3%)では約9割に達する。また、「ホテルのレストラン」は《アメリカ》(60.7%)と《イギリス》(58.0%)が、「屋台」は《イギリス》(58.7%)と《フランス》(56.7%)が多くなっている。

さらに、《中国》では、「屋台」(19.0%)、「スーパーマーケット」(14.7%)、「ショッピングモール」(14.0%)の割合が他国と比べて低いのが目立つ。年代別にみると、「スーパーマーケット」をあげる割合は《29歳以下》の若い人で高くなっている。

滞在時に食べた“日本ならではの食材”は?

滞在時に食べた日本ならではの食材は、「わさび」(49.0%)、「生魚」(47.7%)が半数近くに達し、寿司や刺身を食べた人が多かった結果を裏付けている。

以下、「魚卵(イクラ、たらこなど)、白子など」(42.8%)、「松茸」(42.2%)、「生野菜」(42.2%)、「たけのこ」(39.6%)、「海苔、ワカメなど海藻」(38.5%)、「ウニ、タコなどの魚介類」(37.5%)、「餅」(37.4%)、「納豆」(36.6%)、「ごぼう」(35.3%)、「豆腐」(33.9%)、「こんにゃく」(32.7%)、「山菜」(30.3%)などが続いた。

国別にみると、「生魚」「松茸」「たけのこ」など、《フランス》で高い割合となっている項目が目立つ。一方、《中国》は総じて低めだった。また、《韓国》は「納豆」(50.7%)の割合が高いのが目を引く。

初めて食べた日本ならではの食材としては、「松茸」(19.0%)、「生魚」(18.9%)、「わさび」(17.7%)、「納豆」(17.3%)、「魚卵(イクラ、たらこなど)、白子など」(16.3%)、「たけのこ」(15.7%)、「ごぼう」(15.3%)などの食材があげられている。

国別にみると、《フランス》で高い割合となっている項目が多くなっている。一方、《韓国》では総じて低めで、「あてはまるものはない」(23.0%)の割合が高くなっている。

最もおいしかった食材は、1位の「生魚」(13.9%)でも1割程度とあまり高くなく、以下「松茸」(9.3%)、「魚卵(イクラ、たらこなど)、白子など」(9.3%)、「ウニ、タコなどの魚介類」(9.2%)、「わさび」(8.3%)、「餅」(6.9%)、「ごぼう」(5.8%)などと、好みが分かれる結果となっている。

各国のトップをみても、《アメリカ》《中国》《韓国》は「生魚」(順に12.0%、15.3%、16.7%)、《イギリス》は「松茸」(14.7%)、《フランス》は「餅」(17.3%)となっている。

日本の食事(食事マナー)で印象に残っているのは?

印象に残った食事(食事マナー)として、「食前食後に挨拶をする」(50.9%)を半数以上の人があげている。以下、「健康に配慮する」(44.1%)、「お箸を使う」(40.8%)、「食器を持ち上げて食べる」(37.8%)、「旬のものを食べる」(36.8%)、「麺類を音を立てて食べる」(29.9%)、「出された料理は残さない」(25.9%)などが印象に残っているようだ。

国別で印象が異なることも興味深く、「健康に配慮する」「お箸を使う」「旬のものを食べる」などは《アメリカ》《イギリス》で高い割合だが、《中国》《韓国》は総じて低い割合だ。

ただし、《中国》では「旬のものを食べる」(48.3%)が《アメリカ》《イギリス》(順に44.3%、48.7%)並みに高く、また《韓国》では「食器を持ち上げて食べる」(47.3%)が他の国に比べて高いなど、各国の食文化の違いがうかがい知れる。

日本の食について、驚いたこと・感心したことは?

日本の食で驚いたこと・感心したこととしては、「味がおいしい」(45.7%)、「盛り付けが美しい」(42.7%)、「メニューが豊富」(41.8%)、「バランスが良い」(38.8%)、「食材が新鮮」(37.5%)、「いろいろな味付けがある」(36.8%)、「食材自体がおいしい」(36.3%)など、さまざまなことがあげられている。

国別では、《アメリカ》《イギリス》《フランス》の欧米3国は似たような傾向を示しており、総じて高い割合を示している。それに対し、《中国》《韓国》のアジア2国は総じて低い割合だが、《中国》では「メニューが豊富」(45.3%)や「食材自体がおいしい」(41.0%)、《韓国》では「盛り付けが美しい」(50.3%)でポイントが高くなっている。

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