一般的に、瓶ビールには3種類の大きさがあります。その中でも大瓶は、複数人で分けても飲みやすい便利なサイズ。この記事では、大瓶ビールの基礎知識とおすすめ商品をご紹介します。
瓶ビールの「大瓶」「中瓶」「小瓶」ってそれぞれどれくらい入ってるの?
瓶ビールには一般的に、大瓶、中瓶、小瓶の3つのサイズがあります。では、それぞれの内容量とカロリーがどれくらいなのでしょうか。
大瓶、中瓶、小瓶のビールそれぞれの内容量は?
瓶ビールの内容量は、大瓶が633ml、中瓶が500ml、小瓶が334mlと酒税法で定められています。
1940年に制定された酒税法では、それまでビールの生産量に応じて課税されていたビール税と、物品の出荷される量に応じて課税されていた物品税が、新たなビール税としてビールの出荷される数量に応じて課税されるよう一本化されました。そのため、瓶ビールの容量を統一する必要が生じたのです。
そこで、当時のビールメーカーが、使用しているビール大瓶のサイズを調べたところ、最大で643.9922ml、最小で633.168mlと判明。最小サイズの容量に合わせれば、それよりも大きな瓶も使えるという理由で1944年、大瓶の容量は633.168mlと定められました。
また、同じ理由で小瓶も334mlに定められています。
瓶ビールの大瓶、中瓶、小瓶、それぞれのカロリーは?
ビールには多くの種類があり、カロリーにも幅があります。ここでは参考として、文部科学省のホームページで公開されている「日本食品標準成分表」の資料をもとにしたビール100ml当たりのカロリーを紹介します。
ビール100ml当たりのカロリー
・ビール(淡色)40kcal
・ビール(黒)46kcal
・ビール(スタウト)65kcal
もっとも一般的な淡色ビールのカロリーを瓶のサイズごとに計算すると、以下のようになります。
大瓶633ml:40kcal×6.33=253.2kcal
中瓶500ml:40kcal×5=200kcal
小瓶334ml:40kcal×3.34=133.6kcal
よって、瓶ビールのサイズごとのカロリーは、大瓶は253.2kcal、中瓶は200kcal、小瓶は133.6kca前後が目安となります。
350ml、500ml缶ビールのカロリーはどれくらい?
瓶ビールと同様に、缶ビールのカロリーを計算してみましょう。
350ml缶:40kcal×3.5=140kcal
500ml缶:40kcal×5=200kcal
よって、350ml缶は約140kcal、500ml缶は約200kcal程度となります。
お得に買える大瓶ビール! 人気ブランドの値段をチェック
瓶ビールは大瓶サイズを買うと割安です。大瓶ビールがどのくらいの価格で購入できるのかを見ていきましょう。
大瓶ビール1本ってだいたいいくら?
瓶ビールはスーパーや酒店、通販などで購入できます。大瓶ビールの価格は商品や店舗によって違いますが、国内大手メーカーのビールをネットショップで購入すると20本入りで6000~1万円程度。1本当たりの価格に換算すると、およそ300~500円です。
中瓶ビールは1本当たりが250~400円程度なので、同じ銘柄で1ml当たりの価格を比較すると、大瓶の方が安い傾向にあります。
【参考】換算するとコップ何杯分?大瓶と比べてどっちが得?ビールはあえて中瓶を選ぶべき理由
【参考】ビールはコンビニとスーパー、どっちで買うのが安い?
おうちでも大瓶ビールが飲みたいあなたはケース買いがお得? 気になるお値段は?
大瓶ビールはケース買いするとお得。ネット通販での購入なら、自宅まで届けてくれるので重い荷物を運ぶ必要もなく便利です。ここからは、大瓶20本入りのおすすめビールをご紹介します。
アサヒビール アサヒスーパードライ
アサヒビールの「アサヒスーパードライ」は、1987年より販売されているビールです。
キレがありすっきりした味が特徴。2022年に、発売から36年目にして初のリニューアルが実施されました。Amazon・楽天市場では1ケース(633ml×20本)が8000円前後で販売されています。
サッポロビール ヱビスビール
サッポロビールの「ヱビスビール」は、本物のおいしさを追求し、ビールの本場ドイツから醸造設備や醸造技師まで招き、1890年に誕生したビールです。
麦芽100%のビールで熟成期間は通常のビールの1.5倍(※)。旨みのあるふくよかなコクが特徴です。Amazon・楽天市場では7000円台から購入できます。
※サッポロビール社内比
【参考】ヱビスビール | 商品ラインアップ | YEBISU
サントリー ザ・モルツ
「ザ・モルツ」は、サントリービールが製造するビールのひとつ。
上質で深いコクのある希少な「ダイヤモンド麦芽」を一部使用。発酵制御技術の採用で苦味・コクとほのかな甘みのバランスが良く、飲み飽きない中味を実現しています。Amazon・楽天市場での販売価格は8000円前後です。
【参考】サントリー/THE MALT’S <ザ・モルツ> ビール
キリン キリンラガービール
「キリンラガービール」は、まだ日本でビールが飲まれていなかった1888年にキリンビールの創業ブランドとして誕生しました。
ホップの量や質、投入時期にこだわり、爽やかな香りと締まりのある後味を実現。130年以上に渡り愛され続けている正統的な旨さです。Amazon・楽天市場では7000円台~8000円程度で販売されています。
【参考】キリン/キリンラガービール
サッポロビール サッポロラガービール
こちらはサッポロビールのラガービール。
現存する日本で最も歴史のあるビールブランドです。ほどよい苦みが効いた、厚みのある味わいが特徴。Amazon・楽天市場では7000円台~8000円台で購入できます。
瓶ビールを買うなら大瓶サイズがコスパ良し
瓶ビールの中でも、大瓶サイズは割安です。これから家でビールを飲む時には、大瓶ビールを試してみてはいかがでしょうか。
※データは2023年3月中旬時点での編集部調べ。
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文/ねこリセット