5月中旬から筆者は、3週間ほどインドネシアに渡航する。日本を出国するのは実に3年ぶりだ。
このためにパスポートを更新したし、もちろん航空券も取った。が、それだけで本当に良いのだろうか?
2023年の海外旅行に必要不可欠なのは「ワクチン接種証明書」だ。
もっとも、この記事を書いている最中にアメリカのバイデン大統領がこんな声明を発表した。5月11日から空路で来米する外国人に対するワクチン接種証明書の提示義務を不要にする、という内容だ。
世界はパンデミック以前の光景を取り戻そうとしている。が、その上で筆者は「ワクチン接種証明書の携帯」を勧めたい。
デジタル庁の『新型コロナワクチン接種証明書アプリ』とは
海外旅行と「イレギュラーとの遭遇」は常に一体である。
入国時にワクチン接種証明書の提示が求められる国はまだ存在する。筆者がこれから向かう予定のインドネシアがそうらしい。
「らしい」というのは、かの国の役人はアバウトで信用ならない。これはインドネシアに対するヘイトではなく、些細なことで言いがかりをつけて賄賂を要求しようとする入国審査官の態度は国際的によく知られている。筆者も何度か「私個人に金を払え」と言われた経験がある。
故に、もしもこの記事を書いている最中にインドネシア政府が「外国人のワクチン接種証明書提示義務を不要にする」と発表しても、筆者はやはり書類を揃えてから飛行機に乗る。「政府見解が現場に反映されていない」というのは、この国ではよくある話だ。
もしもマイナンバーカードとNFC対応スマホがあれば、ワクチン接種証明書は自宅に居ながら取得できる。デジタル配信している『新型コロナワクチン接種証明書アプリ』を使う手段である。
このアプリ、官公庁が作ったものにもかかわらず極めて評価が高い。iOS版は14.4万件の評価で星は4.7。
大抵の官公庁製アプリは、長いチュートリアルと複雑な使用方法で利用者の頭を容赦なく悩ませる。が、『新型コロナワクチン接種証明書アプリ』に関して言えば「簡単で使いやすい」という声が相次いでいる。
早速使ってみよう。