Bang & Olufsen(バング & オルフセン)から新型ポータブルWiFiスピーカーBeosound(ベオサウンド)A5が発売された。この製品は現在、最も注目を集めるデンマーク人とイタリア人のデザインユニットGamFratesi(ガムフラテ-ジ)とのデザインコラボレーションによって誕生した。税込価格はNordic Weaveが14万4990円、Dark Oakは15万9990円。
ACOUSTIC〜パワフルで緻密なサウンド
Beosound A5はBang & Olufsen史上最もパワフルなポータブルスピーカーであり、圧倒的な表現力であらゆる音源を細部まで再現する。
ユニットはフロントに5.25インチのカスタムウーハーと3/4インチのツイーターを構え、背面には斜めの角度でフルレンジを2機搭載している。
そして4つのデジタルアンプは合計280ワットのパワーを装備。力強いサウンドのなかに深みのある低音と繊細で豊かな中高音は、広い空間でも360°全方位に広がり、リスナーの耳だけではなく心までも捉える。
またBeosound A5は本体に内蔵されたマイクを使って、空間に合わせたサウンドを生み出す。
そして本Bang & Olufsenを代表するフラッグシップスピーカー、Beolab(ベオラブ)90とBeolab50のDNAを受け継いだビームフォーミング技術も採用されている。これによりポータブルスピーカーでは類を見ない高音質が実現。全く新しいサウンド体験を堪能することができるという。
ネットワークではBeolink Multiroom、Airplay 2、Chromecast、Spotify Connect、Bluetooth 5.2などに対応しており、音楽体験の幅がさらに広がる。
DESIGN〜アイコニックでタイムレスなデザイン
Beosound A5の素材や自然な丸みを帯びた形状と持ち手は1961年に発売されたBeolit(ベオリット)607から、ウッド仕上げの手法は1960年後半から70年代初めにJacob Jensen(ヤコブ・イェンセン)によってデザインされたBeolit 800とBeolit 1000から継承されたものだ。
“Bang & OlufsenのアイコニックなBeolitシリーズや、スカンジナビアの自然や文化に見られる色や素材など様々なモノやコトからインスピレーションを得たという。
GamFratesiは次のように振り返る。
「ビーチで見かける伝統的なパナマハットから1960年代の手織レザーをアクセントにしたデンマーク製の椅子まで、実験的に様々な要素をブレンドさせることでBeosound A5のデザインは生まれました」
本体カラーはインテリアやシーンによって使い分けられるNordic Weave(ノルディックウィーブ)とDark Oak(ダークオーク)の2色展開で、両色とも家の中はもちろん、庭先やテラスなど外の空間でも美しく映え、シンプルかつナチュラル、機能性の高いデザインで知られるスカンジナビアンデザインのエッセンスをふんだんに取り入れた。
Nordic Weaveはラフィアを使ったサマーバッグのような出で立ちでスカンジナビアのビーチで過ごすヴァカンスを連想させ、Dark Oakはスカンジナビア特有の木のぬくもりを感じさせるダークオークを本体と持ち手に使用している。