2023年の推しは「春日大社・高畑エリア」
今回で第3弾となるJR東海の「いざいざ奈良」。今年は古くから大切に守られてきた自然や祈りがささげられてきた神社、文化が織り交ざる春日大社・高畑エリアに注目。
約1300年の歴史を物語る春日大社本殿や、関西の迎賓館として明治時代にオープンし、国内外数々のゲストを出迎えてきた奈良ホテルなど奈良の歴史文化を感じられるスポットが多く点在する一方で、カジュアルに楽しめるカフェやスイーツもたくさんあるエリアです。
東京駅を設計した建築家設計の奈良ホテル
1909年にオープンした奈良ホテル。日本を代表するクラシックホテルの一つとして、奈良の象徴ともいえるホテルです。館内には明治時代の余韻を色濃く残す優雅な空間が広がるほか、当時としては珍しい和洋折衷のニュアンスが感じられ、奈良ホテルが歩んできた長い歴史を体感できます。
明治期創業の奈良ホテル。歴史と格式を感じるクラシックホテルだ
本館スタンダードツイン。部屋ごとに若干意匠が変わるのも奈良ホテルの魅力のひとつ
館内に残るアインシュタイン博士が弾いたピアノは、旧国鉄大阪鉄道管理局舎解体時に見つかったもので、鉄道とのゆかりも深く、なんと脚部にはSLの動輪がデザインされています。
奈良のまちを歩く
豊かな自然と共存する奈良のまちは、少し散策するだけでもその魅力を文字通り体感することができる場所です。
そんな奈良大和路を約半世紀にわたり撮影し、1970年代に国鉄で展開された「ディスカバージャパン」のポスターにもその作品が多く採用された写真家、入江泰吉の作品が収蔵された「入江泰吉記念 奈良市写真美術館」では、貴重な作品の数々に出会うことができます。
また、「志賀直哉旧居」は、作家・志賀直哉が小説「暗夜行路」を書きあげ、自身自らが設計した住居が当時の姿で残されています。
入江氏の息遣いを感じられる「入江泰吉記念 奈良市写真美術館」
当時としては稀なガス式コンロや冷蔵庫があった「志賀直哉旧居」
気取らずゆっくりと散策したい「春日大社」。雨の季節はより空間が厳かになる
そして、全国約3000社ある春日神社の総本社、世界遺産春日大社はやはり外せないスポット。奈良時代に、平城京の守護と国民の反映を祈願するために創建され、緑豊かな境内はぶらりと散策するだけで思わず心が安らぎます。
境内の至る所にいる鹿は「神鹿」として大切に保護され、のんびりと境内を歩く姿を見ることができます。
〝おいしい奈良〟を楽しむ
どちらかというと「奈良においしいものはなし」と言われてきた奈良の食事情。実はこちらも最近になって魅力がパワーアップ!
薬発祥の地と言われている奈良の歴史にフォーカスした、和漢の香りや和ハーブを活用した創作料理に大和野菜、ブランド豚の大和ポークなど、地産の食材も豊富です!
「ふふ奈良 日本料理 滴翠」の「牛フィレ肉と大和野菜の柿の葉陶板焼き」。オリジナルの和漢ソースの香りが面白い
近鉄奈良駅から「もちいどのセンター街」を行った先にある「なら泉勇斎」。あまたの奈良酒を揃えた店では、冷蔵庫内にあるすべての奈良酒を立飲みできる
奈良県生まれのいちご「古都華」を使用したスイーツや、志賀直哉がかつて開いていた「高畑サロン」を彷彿とさせるカフェ、そして日本酒など、食事からスイーツ、お酒まで、〝おいしい奈良〟を楽しんでみては?
新薬師寺からほど近い、季節の素材とその場で作る生ジェラート「ジェラートクルド」が楽しめる「GELATERIA FIORE」
志賀直哉旧居の隣に位置し、やわらかな時間が流れる「たかばたけ茶論」
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