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自宅で導入している防犯対策TOP3、3位自動点灯する外灯、2位二重鍵、1位は?

2023.05.19

20代女性でも「玄関、常に施錠しない」が1割!?人や地域によってバラバラな防犯意識

毎月18日は日本記念日協会が認定した「防犯の日」ということで、プラネットは、消費財や暮らしにまつわるトピックスを届ける『Fromプラネット』 の第202号として、防犯対策に関する意識調査を実施した。

約6人に1人が自身や身の回りで空き巣を経験!? 自宅で行っている防犯対策は?

まず、自宅や近所の家が空き巣の被害に遭ったことがあるかを聞いたところ、「ない」という回答が74.4%であったが、「一度だけある」が12.4%、「複数回ある」人は4.7%いた。約6人に1人が自身や身の回りで空き巣を経験していることが判明した。

そうした被害のあとに、防犯対策を強化したかを聞くと、「強化した」という人が69.7%いる一方で、「強化しなかった」人が30.3%いた。

もともと十分な対策を取っているから強化しなくていいと判断したのか、それともほかの理由から強化せずにいるのかが気になるところ。

次に、自宅でどのような防犯対策をしているかを聞いたところ、最も割合が高かったのが「ポストに郵便物をためない」(59.9%)であった。お金をかけなくてもできる防犯対策ですから、実行している人が多いのかもしれない。

同じように、「近所の人たちと意識を高めている」(14.9%)もお金のかからない対策だが、こちらのほうは近所の人たちとの連携も必要になるからか、割合は低め。

2位以下は「玄関などの扉の鍵を二重にする」(34.2%)、「自動点灯する外灯をつけている」(27.2%)、「窓のロックを二重にする」(19.0%)と続く。これらはいずれも、空き巣が侵入をためらう対策として知られている。

少ないながらも、「監視カメラを設置している」(13.2%)、「警備会社に警備を依頼している」(6.9%)という厳重な体制の人もいた。

玄関の鍵を常にかける人は76.5%!施錠しない人たちの理由は?

普段自宅にいるとき、玄関に施錠するかを聞くと、全体では「常にかける」と回答した人が76.5%であった。

性別、年代別に見ていくと20代では「常にかける」と回答した男性が70.2%、女性は78.3%であった。一見すると、「女性のほうが防犯意識が高い」といえそうだが、「常にかけない」と回答した女性も10.5%いた。これは、年代別では女性のなかで最も高い割合だ。

「常にかけない」と答えた人の割合は、男女ともに20代だけでなく、70代以上でもほかの年代よりも高くなっている。

別の質問で、自宅から最寄りの交番・警察署の位置を把握しているかを聞いたが、「把握している」という70代以上が94.2%と9割を超えているのに対し、20代は65.3%と、全年代で最も低い割合であった。総合すると、若い世代はほかの年代より、防犯意識に乏しいということになりそうだ。

また、玄関の施錠状況を地域別で見ても差があった。「常にかける」と回答した割合が最も高いのが南関東の80.0%。同時に、南関東は「常にかけない」と回答した人の割合が最も低い5.1%であった。

逆に「常にかける」と答えた割合が最も低かったのが東北(65.8%)。ただ、「常にかけない」の割合が最も高かったのは、東北(14.0%)ではなく、北陸・甲信越(14.5%)という結果に。

玄関の鍵を「常にかける」という人以外に、施錠しない理由を聞いた。最も割合が高かったのが、「鍵をかけるのが面倒だから」(36.5%)、ほぼ差がなく、「危険な目に遭ったことがないから」(34.8%)が2位であった。

「鍵をかけるのが面倒だから」と答えた人は男性が39.0%、女性が33.5%。男性のほうが5ポイント以上高くなっているが、「人の出入りが頻繁にあるから」(全体:26.4%、男性:25.0%、女性:28.3%)という人は女性のほうが3ポイント高い。総じて、施錠しない理由については、大きな男女差がないといえそうだ。

また「盗まれて困るものがないから」(14.8%)と、ある意味、開き直ったような人も約7人に1人という割合でいた。「鍵が壊れているから(鍵がかからない、鍵をかけにくい)」という3.7%の人たちには、ぜひとも早く鍵を修理してもらいたいものだ。

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