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話が長い人の心理を読み解く!疲れている時に上司の話をうまく切り上げる方法

2023.05.09

いつも無駄に話が長い人っていますよね。話が長い人に多くの時間を奪われて困ってしまったことがある人も多いのでは。

その相手が職場の上司であれば、疲れるだけでなく、仕事にまで支障が出てしまいます。

そもそも、どうして人は話が長くなってしまうのでしょうか。

今回は、話が長い人の特徴と心理、そしてうまく話を切り上げる方法をお伝えします。

話の長い人の特徴と心理

話の長い人には共通するいくつかの特徴と心理があります。まずは、なぜ話が長くなってしまうのかについて触れていきます。

 1.内容をすべて伝えてくる……「内容に自信がない」

話が長い人の特徴の1つが、自分の知っていることをすべて伝えようとしてしまうことです。相手に伝わるためには、すべてを伝えないといけないと思い込んでいるのです。

内容をすべて伝えようとする人は、その話の内容に自信がないという気持ちがあります。自分の中で「相手にちゃんと伝わるだろうか」「話の内容を理解してもらえなかったら」という不安があるため、内容の質をボリュームで補おうとしてしまっている状態です。

ほとんどの場合、内容のボリュームと相手に伝わるかどうかは関係ありません。もし話し相手が説明不足と感じたのであれば、質問をしてくるはずです。その質問から会話のキャッチボールが始まると、会話はスムーズに運びます。どちらか一方の話が長いと感じることもなくなります。

 2.“伝える”ことではなく“話す”ことが目的になっている……「承認欲求が強い」

仕事では、話は相手に内容を伝えるための手段です(休憩時間などの談笑の時間を除く)。

しかし、“伝える”ことではなく“話す”ことが目的になってしまっている人は、話が長くなりがちです。話は自分主体で進めていくので、相手の都合をまず考えません。自分の話を聞いてほしいのです。周囲に話が長いと思われていることにも気づいていない恐れがあります。

このタイプは、他人から認められたいという「承認欲求」が強い人が多い傾向があります。自分の経験や仕事のコツなどを相手に知ってほしい、自分を認めてほしいという心理状態です。

3.話を周囲と打ち解けるきっかけにしている……「孤立したくない」

決して悪いことではないのですが、周囲との関係をうまく構築していきたい人も話が長くなることがあります。

自分をわかってもらうきっかけとして、本来なら必要最低限の内容で構わないものに自分の考えや経験談などをプラスしてしまい、話が長くなっている状態です。気づいたら話が脱線していたなんてこともしばしば起こります。

このタイプの心理にあるのは、「職場で孤立したくない」という思いです。しかし、そんな思いとは裏腹に、話にまとまりがなくダラダラ続くので周囲からは話が長いという印象を与えてしまっています。

もう時間を奪われたくない……上司の話をうまく切り上げる方法3

話が長い人にこれ以上時間を奪われないためには、話をうまく切り上げるコツを押さえておくことが大切です。ここでは簡単に取り入れられる対処法を3つご紹介します。

1.具体的な内容で質問する

先ほどの特徴で述べたように、話の長い人には関係のない自分の話を挟みこむ人や、承認欲求のために相手のことを考えない人がいます。そんなダラダラと続くまとまりのない話を切り上げる方法は、具体的な内容の質問をすることです。話がいろんな方向に進んでいる人に、この話が聞きたいと明確に話の道筋を立ててみるのです。

例えば仕事内容について上司が話している場合、「(仕事内容)については、お話の通り〇〇のように進めていいですか?」と相手の話を聞いた内容を入れて具体的に質問してみましょう。

また、質問は「はい」または「いいえ」などで回答できるようなクローズドクエスチョンがおすすめです。上司はそのどちらかの回答を述べることになり、その応答に対して「ありがとうございます。早速取りかかります」などと会話を切り上げることができます。

ここで大事なのは、上司の話の内容を質問に入れることです。話をしっかりと聞いていたという態度を示すことによって、相手の承認欲求を満たすこともつながりますので、不快な思いをさせずにすみます。

2.簡潔にまとめて話の内容を復唱する

話の内容を復唱することも、1.の内容と同様に相手の承認欲求を満たしながら話を切り上げる方法の1つです。

ここでのポイントは、話の内容をできるだけ完結にまとめることです。この方法は特徴の1つの、話す内容に自信のないタイプに特に効果的です。

例としては「話の内容は〇〇ということですね。大変わかりやすかったです。ありがとうございました」と相手への敬意とお礼をプラスして伝えてみてください。

自分が伝えたかったことを相手がちゃんと理解してくれていることがわかれば、上司の機嫌を損ねることもありません。

3.相手の都合を理由として伝える

話が長い人に時間を奪われ、次の予定が迫っているとき、「すみません、次の予定が……」と自分の都合を伝えていないでしょうか。次の仕事がある場合はこれでも仕方ないのですが、相手が上司の場合は少し角が立ってしまいます。

上司との関係が悪くならずに話を回避するには、「お時間大丈夫ですか?」と相手の都合を気にする姿勢を示しましょう。この気遣う姿勢を示せれば、話を切り上げても上司が不快になることはないはずです。

そのときに「お話を聞き入ってしまい、〇時から〇分も経っていました」などの言葉を足すと、相手にこんなに時間が経っていると自覚してもらいやすいでしょう。

文・構成/藤野綾子

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