国内線の運賃改訂、アプリ、機材、JALとANAのコロナ後の戦略を徹底比較

TOPIC 04｜非接触チェックインの導入が加速

コロナ禍で打撃を受けた航空業界だが、非接触センサーや時間短縮につながる設計など、どこよりもスマート化が進んでいる。

スマートレーン
複数の利用者が、同時に保安検査場をスムーズに利用できる。多くの空港で導入されている。

ANA

顔認証サービス
成田に導入されている「Face Express」。顔認証により非対面・非接触の手続きに。

JAL

JALスマートセキュリティ
昨年8月に羽田空港国内線に導入。パソコンや飲み物を入れたままで手荷物検査が可能だ。

TOPIC 05｜6月就航の「トキエア」は地域限定LCC

今年6月に就航予定のリージョナル（地域間輸送）LCC「トキエア」。新潟空港を拠点とし、新潟と札幌や仙台を結ぶ。注目なのは新潟〜佐渡路線だ。現在フェリーもしくは、ジェットフォイルによる海上運輸のみしかなく、航空機での観光需要を狙う。

就航予定空港

2019～2023年の主な出来事

2019年5月14日　ANA、「トクたびマイル」制度がスタート。

2019年8月30日　新千歳空港国際線ターミナルがリニューアル。

2020年4月7日　緊急事態宣言（1回目）が発令。

2020年7月22日　日本政府Go To トラベル開始（2020年12月に中断→2023年3月をもって終了）。

2020年8月5日　伊丹空港（大阪国際空港）が50年ぶりのリニューアル。

2020年12月24日　Peach、中部国際空港（セントレア）〜新千歳・仙台線の2路線へ新規就航。

2021年4月1日　日本政府、「県民割」制度を開始（2022年10月10日まで）

2021年8月16日　Peachが「旅くじ」を販売開始。

2021年10月31日　PeachがLCCとして初の福岡〜石垣線に新規就航。

2022年3月27日　フジドリームエアラインズ、神戸〜新潟線に新規就航。

2022年7月1日　AIRDO、新千歳〜福岡線に新規就航。

2022年8月26日　スターフライヤーがジャパネットと提携。機内販売の刷新を目指す。

昨年8月に北九州拠点の航空会社スターフライヤーがジャパネットとの提携を発表。機内販売の商品ラインアップも刷新している。

2022年9月23日　JALは空港を拠点とする地域活性化を目的に、〝空の御朱印〟として「御翔印（ごしょういん）」と「御翔印帳（ごしょういんちょう）」を空港で販売開始する。

2022年10月11日　日本政府は中断していた「Go Toトラベル」の代案として、全国旅行支援を実施（23年夏頃までの予定）。

2022年10月26日　関西国際空港の新国内線エリアが全面リニューアルオープン。

昨年10月に国内線エリアをリニューアルした関西国際空港。ラウンジも新設し、「ラウンジKANSAI」としてオープン。席数は130席ほどでJAL、ANAの共用ラウンジとなる。

2023年3月23日　熊本空港の新ターミナルビルがオープン。

2023年3月26日　オリエンタルエアブリッジが名古屋（中部）〜秋田線・宮崎線に新規就航。

2023年7月1日　スカイマーク、福岡〜宮古（下地島）線に新規就航予定。

取材・文／峯 亮佑