小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

日本人の宿泊需要が回復してもなお苦戦が続くホテル業界、明暗を分ける外国人観光客の宿泊者数

2023.05.02

NEWレオマワールドの来場者数に異変あり

リゾートホテル系の宿泊施設も違いが目立ち始めました。星野リゾートのドル箱とも言える2つの施設「星のや軽井沢」「リゾナーレ八ヶ岳」と、大江戸温泉の旗艦ホテルとも言える「ホテルレオマの森」です。

「星のや軽井沢」は、2022年8月の稼働率が90.0%、「リゾナーレ八ヶ岳」は92.6%でした。2019年同月の稼働率は、「星のや軽井沢」が98.3%、「リゾナーレ八ヶ岳」が97.6%。完全回復とはいかないものの、その差は5~8ポイント程度となりました。

振るわないのが「ホテルレオマの森」。2022年8月の稼働率は80.8%。2019年は95.4%と高稼働していました。

気がかりなのは、「ホテルレオマの森」にはもともと外国人観光客が少なかったこと。国土交通省はホテルがあるNEWレオマワールドの来場者数を公開しています。2022年上半期の来場者数は44万6,000人。2019年上半期の58万7,000人の8割にも届いていません。施設そのものの集客力が落ちてしまったのです。

国土交通省「四国の主要観光地入込状況について」より

レオマワールドは1991年4月に開業した遊園地で、来場者の減少を食い止めることができずに2000年9月に無期限休園しました。2004年にテーブルマークホールディングスなどが運営権を買い取ってNEWレオマワールドとして再開園。テーブルマークは2010年5月に大江戸温泉物語に持株を譲渡しました。

大江戸温泉物語は、施設のリニューアルや劇場の建設などを行い、集客効果を高めました。しかし、コロナ禍を経て来場者は大幅に減少。戻りは大幅に遅れています。この穴を埋めるべく、外国人観光客を呼び込むのは難しいでしょう。

大江戸温泉物語は、施設全体の集客力を上げるという、高い壁に直面しています。

取材・文/不破 聡

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。