有機EL、液晶ディスプレイの中にも種類がある?
スマートフォンのディスプレイは、ほとんどが有機ELと液晶の2種類と紹介しましたが、それぞれのディスプレイも仕組みや素材によって区分されています。
例えば、シャープのAQUOSシリーズの多くは、より省電力性に優れた「IGZO OLED」というディスプレイを採用。一方、近年のiPhoneシリーズには「Super Retina XDRディスプレイ」が採用されています。いずれも有機ELディスプレイではありますが、各社がそれぞれのカスタマイズを施していることもあり、別の名称で呼ばれています。
【参照】AQUOS sense7
スマホのディスプレイは素材に加えて「解像度」にも注目
ここまでディスプレイ素材について紹介してきましたが、スマートフォンのディスプレイは解像度も重要なポイント。解像度は、主に縦×横のピクセル数で表記されます。
基本的には解像度の数字が大きいほどきめ細やかな映像表現ができるようになりますが、ディスプレイサイズが大きければピクセル数が増える点に注意しましょう。
例えば、iPhone 14 Proの解像度は2556×1179、iPhone 14 Pro Maxの解像度は2796×1290と、数字上はiPhone 14 Pro Maxのほうが大きくなっていますが、ディスプレイサイズはiPhone 14 Proが6.1インチ、iPhone 14 Pro Maxは6.7インチとなっており、ピクセルの〝密度〟は同等となっています。
【参照】iPhone 14 Pro/仕様
スマートフォンを購入する際には、ディスプレイ素材に加え、ディスプレイサイズと解像度の関係にもぜひ注目してみてください。
【参照】住友化学/有機ELの基礎知識
【参照】にこすま/有機ELと液晶ディスプレイの違い、知ってますか?特徴や強みを比較!
※データは2023年4月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/佐藤文彦