実用性は高いが、重さ約1kgになり機動性は損なわれる
COMBO TOUCHを使えば、スプレッドシートへの文字入力は快適におこなえた。特にトラックパッドが使いやすい。もちろん画面にタッチしても同じ操作ができるが、キーボードから指を離さずに操作できるのがいい。タブキーや矢印キーも使えるため、画面に触る必要はほとんどない。ショートカットキーの左端にある「ホーム」を2回押すと開いているアプリが一覧できる機能もよく使う。手前にあるタッチパッドのスペースがパームレストになって、キーが打ちやすい。
キーピッチは約18mmあって、打ちやすさはMacBook Airとほぼ同等だが、タッチはかなり違う。COMBO TOUCHはキーボードに剛性がないためペコペコした打鍵感になる。私はキーストロークの短いタイプは苦手なので、それだけでテンション下がるが、しっかりとしたクリック感があるため外付けキーボードの中では打ちやすいと思う。そもそもキーボードのできがいいという評判でCOMBO TOUCHを選んだのである。
自宅使うには問題ないが、出かけるときに気になるのが、その重さである。せっかくiPad Air単体が軽いのに、COMBO TOUCHを装着すると重さは約1kgになり、MacBook Airの約1.2kgとほとんど変わらない。手に持つとズシリとくる。キーボード側より液晶側の方が重いので、セパレートで使う時もiPad側が重いのだ。iPad Air込みで実測714gと電池も入っていないのになぜこんなに重くなるのかが謎だ。
これを持って、毎日、移動だと考えものだが、時々なので許せる。普段は「Ringke iPad Air 5/4 クリアケース」に入れて使っている。こちらの方が「Apple Pencil」がガッチリガードされるのだ。Logicoolの外付けキーボードも対応モデルによってはApple Pencilを巻き込むようなタイプもあるが、iPad Air用は本体とマグネットで付けるだけなので、ペンが落ちやすい。まあ、基本的にキーボードを使用時にペンは使わないので、巻き込みタイプのフタがあると、逆に気になるかもしれない。このデザインは好き好きだと思う。
結論としては、タブレット単体よりもかなり重くなるが、COMBO TOUCHの実用性は高くキーボードが使いたい人には自信を持ってオススメできる製品と言える。
MacbBookAirと比較すると小型になっている割に重さはほぼ同じなのだ
サイズで比較すればCOMBO TOUCHは確かに小さい
しかし、重さは実測1030gと1kg超えとなり、かなりズシリとくる
キーボードを分離してペン入力態勢になっても実測714gとかなり重い
写真・文/ゴン川野