日本の消費者はジェネレーティブAIによる顧客体験改善を期待
日本の消費者は米国と比較してジェネレーティブAIへの期待値が高いという結果が出た。
日本の消費者の 76% が 「ジェネレーティブAIは顧客体験を改善する」と回答しているのに対して米国の消費者は 67%だった。
日本の消費者はジェネレーティブAIをポジティブに評価
日本の消費者の75% がジェネレーティブAIを好意的に受け止めており、これは米国の46%と比較して大幅に高い数値となっている。
一方、ジェネレーティブAIをネガティブに捉えた回答は、日本の16%に対して米国では21% となった。
7割以上のマーケティング担当者がジェネレーティブAIによるコンテンツの使用を検討
日本のマーケティング担当者の 77% がジェネレーティブAIによるコンテンツの使用を検討していると回答している一方で 「積極的に使用する」 との回答は31%に留まった。
これは米国のマーケティング担当者の93%より低い結果となっている。
消費者は今後2年間で3D画像、動画、AR/VR等のリッチフォーマットに期待
世界の消費者は3D画像、動画、AR/VR等のリッチフォーマットで体験が提供されることを期待している。
3D:全消費者の76%(Z世代では87%)が、オンラインストアで商品の3D画像を見ることができるようになることを期待。
動画:全消費者の84%(Z世代の消費者の90%)が、商品の動画を見ることができることを期待。
AR/VR:全消費者の76%(Z世代とミレニアル世代の消費者の81%)が、ARやVRで商品を体験できることを期待。
デジタルから実物へ:全消費者の59%(Z世代とミレニアル世代の消費者の72%)が、オンラインまたはバーチャル環境で靴をデザインし、その実物のバージョンを購入できるなど、実物の商品に変換できるデジタル製品を期待。
今やほぼすべての顧客体験に何らかの形でデジタルが関わっている。デジタル環境が直接提示される場合でも、対面接客でそれが舞台裏に隠されている場合でも、企業は顧客が今いる場所で記憶に残る体験を提供するためにデジタル技術を取り入れる必要がある。
この取り組みを進めていくことで、将来はさらに没入感のある体験の提供が可能になるはずだ。
関連情報
https://www.adobe.com/jp/about-adobe.html
構成/清水眞希