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一般職より管理職のほうが会議の頻度が多く、会議の時間も長いはなぜ?

2023.04.25

管理職も一般社員も会議前・会議後の作業において半数以上がストレスを感じている

管理職も一般社員も共に、ほとんどの作業で半数以上はストレスを感じているという結果となった。特に前問で最も作業時間が多くなった「会議関連資料作成」では管理職、一般社員共に「ストレスを感じる」「ややストレスを感じる」の合計割合が最も高く、ストレスの感じ方も他の作業より強いことがわかる。また、「会議前の根回し」においては、一般社員の3割が「ストレスを感じる」と回答している。

全体を通してみると、一般社員の方がストレスを感じている割合が高い結果となった。会議における準備・作業時間は管理職のほうが長い一方で、ストレスの感じやすさは一般社員の方が高い傾向が読み取れる。

会議後の作業として最も多く時間をかけているのは、管理職も一般社員も共に「議事録作成」となったが、作業時間を比較すると、管理職のほうが作業時間が長くなっている。

また「していない」を回答した割合を平均すると、管理職28.0%一般社員43.9%と一般社員は管理職の1.6倍となる。このことからも、会議前の準備作業、そして会議後の作業においても、管理職のほうが一般社員よりも負担が大きいということがわかった。

社内会議後の作業で最も時間がかかり、ストレスを感じているのは「議事録作成」

会議後の作業について、「ストレスを感じる」「ややストレスを感じる」が最も多いのは管理職も一般社員も共に「議事録作成」となった。また次に多かったのが、管理職は「要確認事項に関する連絡」、一般社員は「資料修正」だということがわかった。

その他の作業についても、全体的にストレスを感じている様子は会議前の準備作業と同様で、管理職よりも一般社員のほうがややストレスを感じやすい傾向が読み取れる。

議事録作成で一番困るのは「要約や要点の抽出が難しいこと」

議事録を作成する際に困ることは「要約や要点の抽出が難しい」(40.2%)が最も多く、以下、「認識があっているかが不安」(31.0%)、「打ち込む文字数が多い」(26.4%)と続いた。

会議後の作業として最も多く時間がかかっている要因の一つとして「要約や要点の抽出が難しい」という課題が伺える。

良い議事録として、8割近くの人が「要約や要点がまとまり、すぐに理解できる」(76.8%)を選択。以下、「会議に参加していない人でも内容がわかる」(48.2%)、「期日とTodoが分かりやすい」(45.0%)と続いた。会社で求められる議事録として、要約や要点がまとまっていることに対する評価やニーズが特に高いことが伺える。

<調査概要>
調査機関:2023年3月13日(月)~3月17日(金)
調査方法:インターネット定量調査
調査対象:全国の従業員100名以上の企業に勤める会社員・経営層
※調査対象はいずれも20代~60代男女

出典元:パーソルプロセス&テクノロジー調べ

構成/こじへい

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