大画面17型モデルはグラボ搭載モデルも!【LG gram】
標準シリーズともいえる「LG gram」には、14型、16型、17型の3サイズに新モデルが登場しました。
中でも最も大きなディスプレイを搭載した17型には、GeForce RTX 3050 Laptopを内蔵したモデルも用意。本モデルは、31Hz~144Hzの可変式リフレッシュレートにも対応しており、ゲーミングPC顔負けの高性能となっています。
いずれのモデルも搭載CPUは第13世代インテル Coreシリーズとなり、非光沢のIPS液晶パネルを採用。画面比率は16:10となります。本体素材にはマグネシウム合金が採用されており、MIL-STD-810H準拠のテストを7項目クリアしているため、ノートPCの持ち運びが多いビジネスパーソンにもおすすめです。
ビジネス用途で便利なもう1つのポイントが、豊富なインターフェースでしょう。
USB Type-C(Thunderbolt 4)×2に加え、USB 3.2(USB Type-A)×2、HDMIポート、microSDカードスロットが搭載されており、変換ハブなどを用いなくても外部機器と接続しやすいのが魅力的です。
また、14型は最大37時間、16型は最大30時間、17型は最大27時間(GeForce RTX 3050 Laptop搭載モデルは最大23.5時間)。
1日の作業であれば余裕を持ってこなせるバッテリー性能も特徴。1泊の出張程度であれば、充電器を持ち歩く必要すらないかもしれません。
搭載メモリ、ストレージ容量は14型が8GB+512GB(スノーホワイト)と16GB+1TB(オブシディアンブラック)の2モデル展開、16型、17型はすべて16GB+1TBとなります。実勢価格はそれぞれ下記の通りです。
・17型:31万円前後
・17型(GeForce RTX 3050 Laptop搭載):36万円前後
・16型:30万円前後
・14型:28万円前後(オブシディアンブラック)、23万円前後(スノーホワイト)
持ち運び可能なサブディスプレイや〝webOS〟搭載のスマートモニターも注目
ノートPCシリーズであるLG gramと同時に、モニター製品も多数発表。持ち運びも可能な16インチディスプレイを搭載した「LG gram +view 16MR70」は、本体質量約670g、付属のカバースタンドを合わせても約920gと軽量なのが特徴です。
解像度は2560×1600で、光の映り込みが少ないアンチグレア仕様。本体の左右にUSB Type-Cポートが1つずつ搭載されており、給電と同時にパソコン接続が可能となっています。
実勢価格は5万円前後となっています。
モニター製品として紹介したいもう1つの製品が、独自ソフトウエアであるwebOSを搭載した「LG Smart Monitor」。通常スタンド版は3月上旬に発売済みですが、アーム式のエルゴノミックスタンドを採用したモデルも登場。
ディスプレイサイズは31.5インチで、4Kの高解像度を採用。HDRにも対応しており、視聴したいコンテンツが4Kでない場合も、AI搭載映像エンジンによって、映像をアップコンバートすることで、鮮やかな映像を楽しむことができます。
webOSでは、YouTubeやNETFLIX、Amazon Prime Videoといったコンテンツを、スマートフォンやPCと接続しなくても視聴できるのが特徴。LGエレクトロニクス・ジャパン マーケティング統括責任者の宇佐美夕佳氏が、「PC周辺機器という従来の役割から脱却し、モニター単体で多様な楽しみ方ができる製品」と話すように、仕事に使う際にはディスプレイとして、プライベートシーンでは動画コンテンツを楽しめるモニターとして楽しめる製品となっています。
通常スタンド版は8万3000円前後、エルゴノミックスタンドモデルは9万5000円前後となります。
取材・文/佐藤文彦