だいぶ改善されてきたとはいえ、新型コロナウイルスの影響による半導体などの自動車部品の供給不足や、ロシアのウクライナ侵攻など社会情勢による流通の乱れにより、新車の納期が遅れている。その一方で、中古車への需要が高まっているのはご存知のとおり。
そこで、実際のサービス利用者を対象に第三者の立場で顧客満足度調査を実施するオリコンは、『中古車販売店』についての満足度調査を実施し、その結果を発表したので紹介しよう。
価格:中古車購入価格「100~199万円」が約半数
『中古車専門販売店』と『メーカー系中古車販売店』の過去3年以内の利用者の購入価格を尋ねると、いずれも最多は「100~199万円」(45.8%、50%)で、次いで「50~99万円」「200~299万円」が続く結果だった。
「200万円以上」の価格帯では、メーカーや車種を限定していない『中古車専門販売店』が、『メーカー系中古車販売店』と比較して1~3%程度上回る結果となったが、すべての価格帯においてもおおむね同じ傾向が見られた。
新車ではなく中古車を選んだ理由:「費用が抑えられるから」が過半数を占める結果に
次に、「新車ではなく中古車を選んだ理由」を複数回答で尋ねたところ、『中古車専門販売店』『メーカー系販売店』ともに最多は「費用が抑えられるから」(55.9%、56.3%)となった。
一方、『中古車専門販売店』は「車種の選択肢が豊富だから」、『メーカ系中古車販売店』は「状態のいい中古車があったから」がそれぞれ約16%高く、差が見られる項目となった。