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説明できる?仕事でよく使われる言葉「ネット」と「グロス」の違い

2023.05.06

『ネット』という言葉には、複数の意味があります。ビジネスシーンで使われるネットの意味を『グロス』との違いについて、それぞれを使う際の注意点と併せて紹介します。不動産業界やゴルフで使われる場合の意味についても確認し、知識を深めましょう。

ビジネスにおける「ネット」とは

ビジネスシーンで使われるネットには、どのような意味があるのでしょうか?よく使われる、グロスやマージンの意味についても確認し、違いを把握しましょう。

ネットの意味

ネットとは『net』という英語が元になっており、本来は『重量』や『正味』という意味です。マーケティングにおいては、主に手数料などがかかる取引において使われます。

例えば、広告代理店に広告制作を依頼した場合、広告費のほかに人件費などの手数料がかかります。ネットは、手数料などを含んでいない費用で、純粋に広告配信にかかる費用や原価のことです。

また英語圏では『net weight』のように、重量を表す言葉として使われており、日本でも食品のパッケージなどに『内容量』として記されているケースがあります。

商品のパッケージに『NET 100g』のように記載されている場合は、外装などの重さを省いた内容量が100gという意味です。

グロスの意味

グロスも英語の『gross』が基になっており、『総量』や『統計』という意味があります。広告代理店を例に挙げると、広告費の原価に手数料など全ての費用を足した金額のことです。通常は、この金額がクライアントへの請求額となり、広告代理店にとっての売り上げになります。

また重量を表す言葉として使われる場合は、外装などを含めた全ての重さがグロスです。普段あまり目にする機会はありませんが、輸出入を行う際の書類などに記載されている項目の一つです。

マージンの意味もチェック

『マージン』は、販売価格から原価を引いた『粗利』を指し、代理店や仲介業者に支払う手数料が該当します。例えば、広告代理店がクライアントから受け取る手数料などです。手数料を得ることで、それが利益を生み出します。

マージンは、私たちが普段購入しているさまざまな商品にも大きく関わるものです。例えば、農家で作られた米がスーパーの店頭に並び消費者が購入するまでには、卸業者やスーパーなどの仲介業者が関わっています。

これらの仲介業者が得る仲介料がマージンです。つまり、消費者が支払う販売価格には、マージンが含まれているのです。

ネットとグロスを用いる際の注意点

電卓と資料

(出典) pixta.jp

ネットとグロスを用いる際に注意したい点や、起こりやすいトラブルを紹介します。それぞれの計算方法についても、分かりやすい具体例と併せて確認しましょう。

ネット建て取引・グロス建て取引の違い

取引をする際に明確にしておくべきポイントは、その取引がネット建てなのかグロス建てなのかという点です。広告代理店に仕事を依頼する場合、どちらなのかによって代理店に支払う金額に差が生じます。

例えば、予算をネット建てのつもりで依頼したのに、グロス建てだと勘違いされて予算を超えてしまうという事態も起こり得ます。トラブルを避けるためにも、事前に明確にしておくことが大切です。

なお、近年のグローバル化に伴い、マーケティング業界で主流となりつつあるのがネット建て取引です。しかし、それまでの慣習に従いグロス建て取引を続けている企業も少なくないため、注意しましょう。

具体的な計算例をチェック

ネットの金額が70万円でマージンが30%の場合の、ネット建てとグロス建ての計算例を紹介します。何に対してマージンがかかるのかという点に着目しましょう。

【ネット建て取引の場合】
マージンx円は、ネット70万円に対して30%かかります。

マージンx円:70万円 × 0.3(30%) = 21万円
グロスy円:70万円 + 21万円 = 91万円

【グロス建て取引の場合】
マージンx円は、グロスy円に対して30%かかります。まずグロスy円を計算してから、マージンを求めましょう。

グロスy円=ネット70万円+(グロスy円×0.3)
y-0.3y=70万円
0.7y=70万円
y=100万円

マージンx円:100万円 – 70万円 = 30万円

このように、同じマージン30%であってもネット建て取引とグロス建て取引の違いにより金額には大きな差が生まれます。

マーケティング以外の「ネット」とは

ゴルフクラブ

(出典) pixta.jp

ネットとグロスは、不動産業界やゴルフでも使われています。それぞれどのような意味で用いられているのか確認しましょう。

不動産業界における「ネット」と「グロス」

不動産業界では、主に賃貸事務所の面積を示す際に使われています。ネット面積は契約面積のことで、実際に事務所として使用できる範囲の面積のことです。グロス面積は、エントランスやエレベーターホール、廊下、トイレなどを含めた全体の面積を指します。

また、不動産投資の利回りを表す言葉としても用いられています。表面利回りが『グロス利回り』、実質利回りが『ネット利回り』です。経費など諸費用や税金が含まれていないのがグロス利回りで、それを含んでいるのがネット利回りです。

ゴルフにおける「ネット」と「グロス」

ネットとグロスは、ゴルフコンペの順位発表時などによく耳にします。ゴルフコンペでは、それぞれの実力差を考慮して『ハンディキャップ』が与えられるケースが珍しくありません。

グロスは、ハンディキャップを引いていない『総スコア』のことです。一方ネットは、『グロスからハンディキャップを引いたスコア』を指します。

コンペの順位はネットスコアで決められますが、グロススコアが高かった人には『ベストグロス賞』が贈られるケースもあります。

構成/編集部

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